ヒトとコトと

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イタリアで育てられた「コープのイタリアンポーク」情熱国の、情熱の取り組み。

国内での豚肉の生産量は、生産者の高齢化に伴う飼養戸数の減少により、年々少なくなっているのが現状です。そのため、今後、国内だけの生産では消費者の求める量の国産豚肉を賄うことが、厳しくなることが予想されます。それはコープの産直豚も例外ではありません。
将来にわたって、安定して豚肉をお届けするために、コープは新たな取り組みを始めました。そして誕生したのが「コープのイタリアンポーク」です。

北イタリアで、地域のよさを生かした
豚肉づくりに出会えた。

国内での豚肉生産は飼料価格の高騰や畜産物の価格低迷、生産者の高齢化や若い方の養豚業離れなどから、生産農家が減少しています。コープでは産直生産者の新たな育成に取り組んできましたが、国内だけで組合員さんが求める豚肉の生産量を賄うことが難しい状況です。

これまで豚肉の「産直」は「国内」といったイメージが持たれていました。しかし、コープは農産物でも海外の園地指定品を取り扱っている経験があったことから、コープの国内基準を持った、海外での「農場指定」を新たに作る取り組みにチャレンジしようと考えました。そして、そのチャレンジになる豚を探したとき、北イタリアのパルマ地方で、生ハムの原料となる、質のよい豚に出会うことができました。

今ではイタリアは有機農業の先進国ですが、1960年代初め頃までは化学肥料を使った、近代化農業が盛んでした。1980年代にイタリアの国内だけでなく、世界からもイタリアの食への信頼が失われる事件が起き、利益や生産性だけで消費者の健康を考えない生産に疑問を抱いた生産者たちによって、その生産手法が見直されました。食の信頼回復へ向けた取り組みが進んだ結果、ヨーロッパでも有数の有機農業の先進国へと生まれ変わりました。
イタリアではこうした歴史的背景から、イタリアの伝統食品生ハムの質を守るためにも、品種、飼料方法など、イタリア国内で設定された厳しい飼育基準で豚が育てられています。

※写真はイメージです。

こうした生産基盤もあり、コープでは日本国内の産直基準と同等のレベルをクリアする豚肉の開発を、イタリアで目指しました。

豚の飼育に誇りをもって。

イタリア産の「コープのイタリアンポーク」は日本国内の産直豚肉と同様に、顔が見える関係を大切にイタリア国内の5つの指定農場から輸入しています。

その生産農場の一人、100年以上にわたり養豚事業を行う伝統のある農家、フランチェスコ・アボガドーリさんは「コープのイタリアンポーク」となる豚を飼育するため、イタリアの伝統的な生ハムとなる豚肉と同様に、厳格な飼育基準を守り、常に豚の健康に注意を払い最善を尽くしています。飼料はすべての農場にある「キッチン(飼料化する施設)」で、規定に従った材料を使い、豚の体調などに合わせた飼料作りを行っています。
アボガドーリさんは「私たちが一番大切にしていることは、豚の健康と幸福に注意を払うこと。そのために最善を尽くしています。この仕事を単なる一仕事ではなく、歴代の「想い」が詰まったものとして取り組んでいます」と言い、誇りを持ち豚の飼育に取り組んでいます。

また、生産加工工場 PINI Italia社長 ロベルト・ピーニさんの工場では、安全面を含めた品質の維持に細心の注意を払い、日本向け専用の製造ラインを設け、日本へ製品を輸出しています。

イタリアで、じっくり愛情を込めて育てます。

肥育期間は、一般的な輸入豚肉の肥育期間が6ヶ月であるのに対し、コープが選ぶイタリア産の豚肉は、イタリア伝統の生ハム原料にすることを主な目的としているため、9ヶ月以上肥育。通常より3ヶ月もじっくりゆっくり長期肥育されることで脂身が多くなりすぎず、肩ロース肉やバラ肉の脂はトロッと口どけが良いのが特徴です。

こうしたイタリアの生産者さんの努力のもと、生産者の顔が見える「コープのイタリアンポーク」をお届けすることができるようになりました。

脂身まで全部食べてほしい豚肉です。

「コープのイタリアンポーク」は長期肥育をおこなっていることにより、一般的な豚肉に比べ、融点が低く口どけの良い脂が特徴です。薄切りのお肉をさっと湯どおしする「しゃぶしゃぶ」がおすすめです。