ヒトとコトと

商品に携わる人と想い、伝えます。

国産小麦粉100%使用。「ぴよっちサブレ」軽い口どけ、やさしい味わい。家族みんなでおいしいね。

サクッ、ほろっと軽い口どけで、バターが香る、かわいらしいひよこ型のサブレ。2002年に発売して以来、組合員さんに支持され続けているロングセラー商品です。
小麦粉・マーガリン・砂糖・バター・ショートニング・たまご・塩といった、シンプルな原料を使って作っています。
さらに、2016年春には組合員さんの声にこたえ、いくつかの改良を加えてリニューアルしました。

シンプルな材料で
やさしい味わいのお菓子を。

「子どもたちには手作りのおやつを食べさせたい。でも毎日作ることは難しい。」お母さんたちはそんな想いを抱えながらお菓子選びをしています。
そんな組合員さんから「パッケージを見ても自分のよく知らない成分が入っているのが不安」「余計な添加物とか入っていない方がいいな」という声があがりました。
そこで、「お母さんの手作りのようなお菓子」を目指して作られたのが「ぴよっちサブレ」。膨張剤や香料は使用せず、家庭で用意できるような材料で作ることにしましたが、配合量や焼き加減などを工夫することで、家庭で作るクッキーとはひと味違う「ぴよっちサブレ」ならではの味や食感を生み出しました。
シンプルな材料で作ることを目指したからこそ生まれた課題もありました。膨張剤を使わないと、うまく膨らまなかったり、形がデコボコしてしまったりと膨らみを一定に保つことが難しいのです。その日の気温や湿度に合わせて、加水量やミキシングの時間を変え、実際に製造担当者が手でさわって生地のかたさを確認するなど繊細な調整を重ねることで、品質を保っています。
こうして完成したサクッ、ほろっとした口どけと、やさしい味わいで多くの組合員さんから支持していただけるようになった「ぴよっちサブレ」は、手にとっていただける数が増えれば増えるほど、「目をつけて」や「違う味もほしい」など、寄せられる声も多くなり、2016年春に、お寄せいただいた声をもとにリニューアルしました。

もっともっと
好きになって欲しいから、
組合員さんの声をもとに
4つのリニューアル。

【その1】「小麦粉ってどこの国のもの?」

2002年に発売して以来、「お母さんが子どもに手作りしてあげるようなお菓子」をコンセプトに、原材料は手作りおやつと同じような家庭でも用意できるものにこだわり、小麦粉・マーガリン・砂糖・バター・ショートニング・たまご・塩といったシンプルな材料を使っています。しかし、お母さんたちはお子さんに食べさせるものとなると、その素材の安全性や産地まで気になります。実際多くの組合員さんから「小麦粉はどこの産地のもの?」という声が多く寄せられました。
そこで、遺伝子組み換えや輸送する上での劣化の心配などの声が上がる海外産から、安心・安全への期待が高い“国産100%”に変更することにしました。

【その2】「おめめがあったら、もっとかわいいのに」

キャラ弁やデコ上履きを例に見るように、お母さんはかわいさで子どもたちを喜ばせるプロです。ぴよっちサブレの愛くるしい目も、組合員さんから多くの要望が寄せられたことによって2016年のリニューアル時につけられ、これまで以上にかわいらしくなりました。

一見、簡単そうに思えるこのリニューアルの影には製造元である株式会社東ハトの葛藤がありました。
「目をつけるのは手作業ではないので、金型を変更することが必要です。目の位置によっては割れやすくなってしまうこともあるため、かわいらしく、しかもこわれにくい位置を決めるのに苦労しました。」と株式会社東ハト 営業統括本部の中村さん。

多くの組合員さんに愛されている商品であり、待っている組合員さんがたくさんいることを社内で説得し、設備の一部の入れ替えを決定し、何度も試作を繰り返し、完成までたどり着きました。

【その3】「ちがう味もあったらいいな」

新しいフレーバーの追加にあたっては581人の組合員さんに協力いただきアンケートを実施。その結果人気が高かったのはチョコ、ココアに続いていちご、キャラメルなどとなりました。このアンケート結果をふまえ、香料を使わずシンプルな材料でできるココアの商品化を目指すことにしました。
ココアパウダーを加えると生地が固くなってしまいます。軽い口どけを大切にしている商品のため、そこは何としても守り抜きたい。油脂の配合バランス、生地を練る時の水を加えるタイミング、水の温度や練る時間などを変更しながら試作を重ねました。さらに、ココアパウダーは苦味が少ないものを使用し、お子さんにも食べやすいやさしくマイルドな味わいに仕上げています。

【その4】「小分け包装にもアレルギー表示をしてほしい」

「子どもにお菓子を配る時、小分け包装のものを詰め合わせたりするのよね…。小分け包装にもアレルギー物質の表示があればいいのに…。」と、お子さんのアレルギーを心配する組合員さんの声をいただき、小分け包装にもアレルギー物質の表示をすることにしました。

お子さんを想うお母さんの気持ちをギュッと詰めこんだのが「ぴよっちサブレ」。
これからもコープでは、こうしたお母さんの声をいただきながら、お子さんにもお母さんにも喜んでもらえる商品を実現していきたいと思います。

“サクッ、ほろっ食感”のひみつは、
人の手にあったんだ。

「ぴよっちサブレ」を製造している株式会社東ハトの関東工場に見学に行ってきました。

製造工程は、「材料を量り、ふるって、混ぜて、型で抜いて、焼く」という、まるで家庭で手作りするような手順で作られています。

製造工程

1.計量

原料を計量し、国産小麦粉をふるいにかけます。

2.混合

材料を混ぜ合わせます。最後はさわって、生地の硬さを確かめます。
シンプルな材料にこだわり、アレルゲンにも配慮しているから、他のお菓子の材料が混ざってしまわないように徹底しています。
さわって確かめるのは、温度や湿度によって生地の状態が変わるから。いつでもサクッ、ほろっと軽い食感のぴよっちサブレにするためには、手で触って確認するのが一番なのだそう。

3.成型、焼成

生地を伸ばして、型抜きをし、ベルト・コンベヤーのような長いオーブンの中を歩くような速度でゆっくりと進み、焼きあげます。

4.冷却

焼きあがったら、自然冷却します。

5.目視検査

包装の工程に進む間に、何人もの人の目で目視検査をしています。

6.個包装・トレー詰め・金属検査

一つ一つ個包装します。その後トレーに詰め、金属チェックします。

7.外装包装・金属検査・ウェイトチェッカー

外装包装後、再度金属チェックと重さを確認。

8.ダンボール詰め

ダンボールに詰めます。
ぴよっちサブレはとても繊細なため、人の手で音がしない位そっと優しくダンボールに詰めています。梱包したダンボールをパレットにのせるところまで、人の手で行っていました。

東ハトで包装の指導員をしている大島あさ美さん。「姉妹品のココア味もおすすめです」

包装にも指導員がいるほど、細かく目が配られているのです。ぴよっちサブレがご家庭に届くまでに、たくさんの人の手間がかかっているんですね。