お魚も野菜も摂れて、アレンジしやすいってうれしい。

離乳食後期の
9カ月頃から使える
ふんわり食感の
ミニつみれ
幼児用 コープ 北海道産白身魚と国産野菜のふんわりつみれ

「離乳食で手軽にお魚を食べさせたい」という声に応えて開発された「CO・OP北海道産白身魚と国産野菜のふんわりつみれ」。魚はもちろん、野菜も配合した複数食材が摂れるうれしい一品。下ごしらえせずにいろいろアレンジできる素材型商品です。

この商品は子育て中の組合員さんを応援するコープの乳幼児食シリーズ「CO・OPきらきらステップ」の商品です。

「子どもにお魚を食べさせたい」、
そんなママ・パパを応援しています

「子どもにもっと魚を食べさせたい」というママ・パパは多いのですが、「魚の下ごしらえが面倒」、「どう調理したらいいのかわからない」などの理由から食卓に上る機会が少ないのも事実。特に離乳食の時期には、「どう取り入れたらいいのかわからない」という声もきかれます。そこで、離乳食後期から下ごしらえせずに使えてアレンジなどもしやすい、魚を使った素材型商品を作ろうということになりました。

肉だんごが子育て中の組合員さんから好評を得ていたこともあり、魚を使って、肉だんごのように食べやすく、野菜も配合した商品を開発することに。こだわったのは、肉だんごと同じような「食べやすい形・やわらかさ」。また、素材型であることにもこだわり、お子さんの成長に合わせていろいろな使い方ができることも大切な条件のひとつでした。

魚や野菜が苦手なお子さんでも
食べやすいように

トナミ食品工場株式会社 天野正浩さん

トナミ食品工場株式会社 天野正浩さん

「魚や野菜が苦手なお子さんでも食べやすい、野菜入りのおさかなだんごを作ってほしい」と開発を依頼したのは、北海道函館市に本社を置く「トナミ食品工業株式会社」(以下、トナミ食品工業)です。日本海と太平洋を結ぶ津軽海峡に面し、豊かな海の幸に恵まれている函館の地で、昭和24年に創業した水産物の加工を手がける「魚のプロ」。

「2016年6月頃にお話をいただいて開発に取り組みました。それから3年ほどの間にざっと30〜40回の試作を繰り返して、やっと完成した思い入れの強い商品です」と話すのは、トナミ食品工業の天野正浩(あまのまさひろ)さんです。

コープの乳幼児食シリーズ「CO・OPきらきらステップ」の商品には、他のコープ商品以上に厳しい基準が設けられています。その基準を満たす商品作りは試行錯誤の連続だったといいます。

「最初は食感をよくするために豆腐入りのつみれにすることも考えましたが、できるだけアレルゲンを減らしたいということでやめました。そのほか、使用する原材料の変更、それに伴う配合の見直しなどにとても時間がかかりました」と天野さん。一番苦労したのは「つなぎ」をどうするかという問題でした。通常、練り物のつなぎとして使用されることの多いたまごや小麦粉はやはりアレルゲンを省きたいということで使用せずに、代わりに国産のばれいしょでん粉を使用することにしました。「ばれいしょでん粉で生地のかたさを調整しましたが、少なすぎると形が崩れ、多いとかたくなってしまい、食感がざらつく感じになるんです。やわらかさと機械成形できるかたさとのバランスに苦労しました。ふんわり感、舌触りなどがよくなるように練り時間や配合率の調整などに非常に時間をかけました」。

国産原料にこだわり、
できるだけ野菜を混ぜ込みました

国産原料にこだわり、できるだけ野菜を混ぜ込みました

もちろん国産原料にもこだわりました。主原料の白身魚は北海道産すけそうだらのすり身(無リン)。国産のたまねぎとにんじんも配合し、また、1個あたりの食塩相当量は0.04gとごくわずかです。「少しでも多く野菜も食べてもらえるようにすり身とのバランスで、成形できるギリギリのところまで野菜を混ぜ込みました。初期段階から臭みの少ない白身魚のすり身を使用し、野菜も甘みのあるたまねぎ、にんじんを選びました」と天野さん。

そのため、うす味であっても魚特有の臭いも少なく、ほんのりと野菜の甘みが感じられる仕上がりになっています。つみれ1個あたりの大きさは、約15gにしました。「最初は、お子さんが食べやすいようにもっと小さい設計にしていましたが、組合員さんのグループインタビューでは、小さすぎるとかえってひと口で飲み込んでしまう可能性もあるので、もう少し大きい方がいいというご意見をいただき、最終的に15gを目安にしました」。

こうして完成した「CO・OP北海道産白身魚と国産野菜のふんわりつみれ」を試食した組合員さんからは、「魚と野菜が一緒に食べられるのはうれしい」、「子どもが食べるのにちょうどいいかたさだと思います」など、好意的な意見が寄せられています。

お子さんの成長に合わせて、
いろいろな使い方ができます

左上)「つみれと大根のだし煮」 右上)「つみれの青のり焼き」 左下)「つみれとブロッコリーのサラダ」 右下)「つみれのトマトスープ」

左上)「つみれと大根のだし煮」 右上)「つみれの青のり焼き」 左下)「つみれとブロッコリーのサラダ」 右下)「つみれのトマトスープ」

北海道産白身魚のすり身に、国産のたまねぎとにんじんを加えてつみれにし、ゆでて冷凍した「CO・OP北海道産白身魚と国産野菜のふんわりつみれ」。魚の骨を取り除いたり、野菜を下ゆでしたりといった手間を省いて、電子レンジまたはボイルで簡単に調理できます。素材型の商品なので、スープやみそ汁の具材として、またサラダや煮物などいろいろなアレンジができるのも便利。カットしたり、つぶしたり、そのまま手づかみ食べできるようにしたり、成長に合わせて、いろいろな形で調理できます。

離乳食も後期に入ると食べられる食材が増えてくる反面、1日3回食に進めていくなかでメニュー作りや、どの程度の味付けにしたらよいのかなど、心配や悩みごとも増えてくる時期でもあります。そんなママ・パパの手助けになれば、という想いからたくさんの声を聞いて形にした商品です。