

MSC認証取得
アラスカ産すけそうだらを
“ワンフローズン”で
仕上げました
生魚を調理するのは大変だけど、自分好みに味付けしたい、そんな組合員さんの声を形にした「骨取りたら切身」。ご家庭で自由に調理できるように、あえて味付けはせず、皮と骨をとった状態のシンプルな商品です。
CONTENT
- つながるおいしさを逃がさないワンフローズン
- つながる海の恵みを受け続けるために
- おいしい調理が手軽で、味つけも自由
おいしさを逃がさないワンフローズン
製造を担うのは、アメリカ合衆国に本社を置くトライデント・シーフード社。「海の恵みを食卓に」をブランド理念として、漁獲・加工・販売を一貫して行う水産食品会社です。アラスカ州沿岸に主要な加工工場と漁船・運搬船から加工船までを所有しているので、水揚げされた水産物をスムーズに加工・製品化して食卓へ届けることができます。
「骨取りたら切身」の原料となるすけそうだらは、アラスカ州ベーリング海で漁獲されます。一般的な水産商品の場合、頭と内臓をとった状態で一度凍結し、販売国へ輸送した後、解凍して商品に仕上げ再び凍結するという手順が踏まれます。しかし「骨取りたら切身」の場合、水揚げしたすけそうだらを、加工場で皮と骨をとり、三枚おろしにした後に冷凍。そのまま日本へ運ばれ、切身にカットされた後、品質検査やパッケージが行われ、一度きりの凍結で組合員さんの元に届きます。これが“ワンフローズン”です。
なぜ、魚をおいしく食べるために冷凍の回数が少ない方がいいのでしょうか。
魚は、凍らせることによって細胞の内部に含まれた水分も一緒に凍ります。魚を凍らせると、細胞内部に含まれた水分は膨張して大きくなり、細胞を壊します。これを解凍すると、細胞内の氷がとけて水になり、魚体の細胞の一部と一緒に溶け出します。この水分はドリップと呼ばれ、おいしさの元にもなっています。つまり、魚体中の細胞が壊れてドリップが溶け出してしまうと、うまみが少なくなってしまうのです。

このような冷凍・解凍を繰り返すたびに起こる味の低下を、極力おさえるために選んだ方法がワンフローズンでした。これにより、現地で獲れた水産物のおいしさをできる限り保ったまま、食卓へお届けすることができるようになりました。
海の恵みを受け続けるために
「骨取りたら切身」のパッケージには“海のエコラベル”と呼ばれる青いマークが入っています。これは、イギリスに本部のある海洋管理協議会(MSC:Marine Stewardship Council)の厳正な環境配慮基準をクリアした信頼ある製品だけに与えられるマークで「MSC認証」を取得した証です。
“海のエコラベル”
MSC認証マークとは

海の資源である「さかな」を枯渇させないよう、漁獲量、漁法、漁の時期、また生態系などに配慮した漁業で獲られた水産品にこのマークが付きます。
魚をはじめとする海の生きものは、世界中の多くの人々が生きていく上で必要不可欠なものです。これらの海の生きものが自然に繁殖し、成長するスピードを考えて適切な量を獲っていれば、それぞれの種が絶えることなくいつまでも食べ続けることができます。MSC認証は、そうした「持続可能な漁業」によって獲られた水産商品を、消費者の選ぶ力によって支え、海の環境を守ることにつなげていこうという認証制度です。この取り組みは世界的に広く認知されてきていますが、日本国内での認知は進んでいません。
“海のエコラベル”のついた商品を選ぶことは、未来にわたって海の恵みを受け続けるための選択です。
調理が手軽で、味つけも自由

「骨取りたら切身」は、必要な分だけ使えるように一切れずつ凍結されている、バラ凍結商品です。皮と骨があらかじめとられているから、調理が手軽で子どもでも食べやすく、味つけもお好みで自由にできます。すけそうだらは、脂質が少なくやわらかくてさっぱりとした白身の魚なので、煮付けのほか、揚げ物やムニエルなどの油を使用した調理にも向いています。また、その味のクセのなさから、赤ちゃんの離乳食作り(5・6カ月頃から)にもおすすめです。

調理例