ヒトとコトと

商品に携わる人と想い、伝えます。

大切に、大切に育てられた「産直黒豚」いつものお肉も、ちょっと贅沢なお肉も、産直。大切に、大切に育てられた「産直黒豚」いつものお肉も、ちょっと贅沢なお肉も、産直。

生い立ちがわかる農畜産物を組合員さんにお届けするコープの「産直」。ふだん使いの商品だけではなく、特別なときに食べたい「ちょっと贅沢」な商品にも「産直」があるのを知っていますか。そのひとつが「産直黒豚」。豚にやさしい環境で、大切に、大切に育てられた黒豚です。

“安全・安心”、そして高品質へ。

コープでは、消費者の手元に届くまでに、どこで、だれが、どうやって生産・加工・流通を行ったのか追えることを大切に考えています。
その考えに基づき、農畜産物の「産直」に取り組んできました。その取り組みから生まれたのが、「産直豚」や「産直若鶏」など、コープ独自の商品です。飼育環境や飼料、加工の過程などに気を配り、何より生産者の想いのこもった商品がたくさん生まれています。

日々、口にする畜産品の生い立ちを明確にし、次にコープが取り組んだのは、グレードの高い商品の「産直」です。
食生活が多様化するなか、普段使いの商品よりワンランク上の商品を用意し、選択肢を広げるために「産直黒豚」が生まれました。「安全・安心」に加えて、「ちょっといいもの」も選べる、そんな商品として「産直黒豚」があります。
「産直黒豚」は、肉の繊維質が細かいのでとてもやわらかく、さっぱりしているのにうまみがあるのが特徴。おもてなし料理や特別な日の食卓にも喜ばれています。

“ちょっといいお肉”の理由。

鹿児島ミートグループのみなさん(写真右下が帖地さん)

「産直黒豚」は、産直産地の一つ、鹿児島県にある鹿児島ミートグループで生産しています。ここで黒豚の飼育を手掛けて22年になる帖地啓介さんに、お話を聞きました。

育てているのは、「かごしま黒豚さつま」というバークシャー種の豚。「とてもデリケートな豚で、成長にかかる時間は白豚の1.3倍。1回に産む子豚の数は、一般的な豚に比べて4頭ほど少ないのが特徴です」と帖地さん。飼育に時間も手間もかかる黒豚。それでも、育てる価値が大きいと帖地さんは考えます。「やはり肉質が魅力です。黒豚は手間をかければかけるほど、おいしい豚肉になってくれます。そのおいしさを消費者の皆さんに伝えたいですね」。

鹿児島ミートグループの農場があるのは薩摩半島の南部。茶畑に囲まれ、その優美な姿から「薩摩富士」とも称賛される開聞岳を望む風光明媚な場所です。

そこで安全・安心のおいしい黒豚を生産するため、さまざまな努力を重ねています。そのひとつが農林水産省の推進する「農場HACCP(※)」認証の取得です。飼育豚舎内の温度や湿度をコントロールし、衛生管理システムを確立。清潔な場所を好む黒豚に、ストレスをかけない環境づくりを徹底しています。
「自社で法定伝染病の感染を起こさないために、黒豚を飼育する場所は繁殖センターと肥育センターの2つに分け、直線距離で3.5km以上離れたところに設置。すべての豚舎で外来者の入場禁止や車両入場時の消毒などを徹底しています」と帖地さん。防疫対策にも力を入れています。

(※)農場HACCPとは、安心、安全な畜産物を生産するために、危害要因(微生物、化学物質、異物など)を防止する管理ポイントを設定し、監視・記録を行うことで適切な飼育衛生管理を行う手法です。

「おいしいお肉に仕上げるため、エサづくりにもこだわっています。トウモロコシや大豆粕、鹿児島県産のサツマイモなどを配合し、独自の配合飼料を製造しているんですよ。肥育センターでは鹿児島の焼酎もろみを配合飼料や水と混ぜて、液状のまま与えるリキッドフィーディングシステムを採用しています。これも、より衛生的な環境で飼育するための工夫です。毎日、スタッフの目で黒豚の健康状態を確認することも怠りません」。

こうして大切に、大切に育てられた「産直黒豚」は、組合員さんのもとへ「安全・安心」と一緒に、「特別なおいしさ」を運んでいます。
そして、いつものお肉も、ちょっと贅沢なお肉も、生産者さんが丹精込めて育て上げたひとつの命。お値段やランクに関係なく、感謝の気持ちを持って食べることもコープデリが真摯に伝えていきたいと思っています。