「ミールキット」が届く日はちょっと心が軽くなる♪

組合員さんのくらしに
寄り添った
最短5分で完成する
料理キット
コープデリミールキット

調理が簡単でおいしい、と評判の「コープデリミールキット」。カット&下ごしらえ済みの野菜や肉・魚に調味ダレとレシピがついた料理キットです。組合員から寄せられる毎日の献立の悩みをコープデリらしく解決する商品として、多くの組合員さんから支持されています。

おかげさまで累計食数1.2億食突破&
グッドデザイン賞受賞

「コープデリミールキット」は2020年度、供給点数が初年度(2013年)の5倍となり、食数は累計1.2億食を突破しました。さらに2021年には、世界4大デザイン賞のひとつともいわれているグッドデザイン賞を受賞しています。
この受賞について、商品開発及び販促等を手がけている高野開発担当、宇都宮開発担当に聞きました。
「実は今回は商品そのものではなく、『コープデリミールキット』の取組み全体、いわばビジネスデザインが評価され、受賞しました。単に簡単・便利な商品ではなく、『組合員さんのくらしと利用者視点』を大切にしたコープデリらしさ、そして先進的に組合員さんのくらしを支えていくデザインとして認められたことは本当に誇らしいです。今回の受賞は、組合員、宅配センター職員、製造やリサイクルに関わるお取引先様含め、全員で受賞したと受けとめています」。

コープデリ生活協同組合連合会 高野義一開発担当、宇都宮絵美開発担当

コープデリ生活協同組合連合会 高野義一開発担当、宇都宮絵美開発担当

「コープデリミールキット」は、その前身となる「料理キット」を2013年に発売したのが始まりです。共働き率の増加や時短商品のニーズが高まり、さまざまな料理キットが市場に登場した時期でした。そこで、全国の生協としてもまだ取組みをしていなかった「夕食のメインのおかずを誰でも簡単に作れる完結型の料理キット」として誕生したのがコープデリの「料理キット」でした。2018年、リ・ブランディングを行い、名称を「コープデリミールキット」に変更。「あったら便利」ではなく、「くらしになくてはならない存在」を目指しました。

大切にしているのは「続けられること」

大切にしたのは、「続けられること」でした。そこに込めたのは、「組合員さんの日々のくらしに寄り添いたい」という想いです。
「毎日の食卓に選んでいただくためには“特別感”よりも“普段使いとして組合員さんのくらしに寄り添う”商品であることが大切だと考えています。誰でも簡単に、短時間で、ムダなくおいしい料理が作れる、そんな使い続けられる商品作りを目指しています」と宇都宮開発担当。

カット済み野菜と下ごしらえされた肉・魚、調味ダレとレシピカードをパッケージ。容器はエコマーク認定された再生PET原料の環境配慮型。回収後、リサイクルしています。

カット済み野菜と下ごしらえされた肉・魚、調味ダレとレシピカードをパッケージ。容器はエコマーク認定された再生PET原料の環境配慮型。回収後、リサイクルしています。

「手間」「味」「見た目」「価格」「保存期間」「メニュー」など、多角的な面から見て継続できることを大切にしています。毎日3食の献立を考え、買い物・調理・後片付けをするのは大変なこと。ミールキットは、これらの時間を短縮できる上、下ごしらえ済みなので生ごみも出ず、食材もあまりません。献立作りから後片付けまでの流れ全体を変える商品です。
「毎日の献立作りや食事に関する悩みを解決することで、組合員のライフスタイルを変化させることができる商品だと思っています。コロナ禍により、家庭での食事の回数が増え、特に献立を考えることによる負担が大きくなっている中で、組合員から『コープデリミールキット』を利用することで喜びの声が多く届くことは本当に嬉しいし、やりがいに繋がっています」。

常に組合員の声を聞き、
ブラッシュアップしています

「コープデリミールキット」は、年間200品以上のメニューを商品化しています。
「メニューを開発する上で大切にしているのは、最後まで食べておいしい『家庭の味』です。一口目がおいしいというのは、たいていが強すぎる味で、食べ続けられる味とは違うと捉えています。皆さんが思い出すご家庭の味はきっと『何度食べてもおいしい。また食べたくなる味』だと思います。『コープデリミールキット』が組合員さんの『家庭の味』として選び続けて頂けるように心がけています」と話すのは高野開発担当。

一度開発した商品も、より良い商品を目指して定期的に調理・試食を繰り返し、必要に応じてリニューアルを行っています。その際に頼りにしているのは「コープデリミールキット」を利用している組合員さんから寄せられる声です。高野開発担当にリニューアル例を聞きました。
「例えば、人気商品のひとつだった『とろ~り半熟玉子入りビビンバ丼セット』ですが、“もっとお肉がほしい”という声に応えて、製造工程を見直すことで価格は据え置きでお肉を増やして『とろ~り半熟玉子入り5色ナムルのビビンバ丼』としてリニューアルしました。また、『9品目の八宝菜(海老・帆立・いか)』では“もっと野菜を食べたい”、“味が濃い”という声を受け、両方の課題を解決できるよう野菜を増やしました」。

ご飯があれば、火を使わずに約5分で完成!(写真はリニューアル後の「とろ~り半熟玉子入り5色ナムルのビビンバ丼」)

ご飯があれば、火を使わずに約5分で完成!(写真はリニューアル後の「とろ~り半熟玉子入り5色ナムルのビビンバ丼」)

「コープデリミールキット」のパッケージには、調理や食べた時の感想が書き込めるメッセージ欄を設けています。
「手書きのコメントは、年間1万件くらいの声が届きます。時にはお子さんが書いたと思われる『おいしかったよ』などのメッセージやイラストなどもあります」と宇都宮開発担当。寄せられた声はすべて読み込み、商品の改善に活かしています。

「ご意見・ご感想」欄に書き込んでいただいた組合員さんの声は、リサイクル可能な容器・フタを回収する際に配達担当者に一緒にお渡しいただいています。

「ご意見・ご感想」欄に書き込んでいただいた組合員さんの声は、リサイクル可能な容器・フタを回収する際に配達担当者に一緒にお渡しいただいています。

レシピカードの内容も組合員さんの声を受け、2021年4月に全体を見直しました。
「1000人アンケートを行った結果、8割以上が“何かをしながら”ミールキットを調理している様子や、若い世代からは手順を間違いたくない、失敗したくないという気持ちが強いことが見えてきました。その気持ちを受け止め、レシピカードのデザインに反映しました」。
何かをやりながらでもわかりやすいように「炒める」、「煮込む」などの見出しをつけて調理工程をステップ式にしたり、完成形がしっかりイメージできるように盛り付け画像を掲載するなどリニューアル。組合員さんからは「見やすくなった」と好評の声が届いています。

「我が家にぴったり」が見つかる
豊富なメニュー

「誰が作っても、何度作ってもおいしい」メニューが揃っている「コープデリミールキット」。メニューは週替わりで40品以上を用意しています。
「定番」はもちろん、「ボリュームたっぷり」のおかずや世界の名物料理が簡単に作れる「World Dish(ワールドディッシュ)」など、幅広いメニューから「我が家にぴったり」を選ぶことができます。

中でも人気なのが「World Dish」シリーズです。手軽に世界の名物料理を作れるこのシリーズについて高野開発担当に聞きました。
「現在(2022年1月)、17ヶ国31メニューを展開しています。コロナ禍で、海外旅行や外食に行くことができない状況下でもあり、大変ご好評をいただいています。商品化においては、組合員さんがお子さんを含むご家族と食べることを想定して、ただ単にその国の味を再現するというよりは、本場感を大切にしつつ、日本人の舌にも合うような味わいを心がけています。例えば『八角香る!ルーローファン(台湾風とろとろ豚バラご飯)』では、八角をひとつ最後に加えていただくことで、一気に本格的な香りや味わいに近づきます。八角が連れてくる本格的な香りや風味など、「コープデリミールキット」を通じて食体験を広げてほしいという願いを込めています」。
「World Dish」のレシピカードには、そのメニューの国名と由来を記載。そこには、食卓での話題のひとつにしてほしいという想いがあります。
「『World Dish』から、その国への興味や食文化の違いについてもご家庭で話題にしていただけたら嬉しいですね」と高野開発担当。

「八角香る!ルーローファン(台湾風とろとろ豚バラご飯)」は、手軽に世界各国の名物料理が楽しめる「World Dish」の人気商品。

「八角香る!ルーローファン(台湾風とろとろ豚バラご飯)」は、手軽に世界各国の名物料理が楽しめる「World Dish」の人気商品。

2021年夏期には「夏のカレーフェア」を開催。「World Dish」のコンセプトはそのままに、本格的で、ご家庭ではちょっと作りづらい世界のカレーをテーマに商品を展開しました。「コープデリミールキット」の売り場作りの課題のひとつに、季節感の演出がありますが、フェアとして展開することで夏らしい季節感が感じられるものになりました。
他にも、組合員さんから寄せられる声でも継続して多い「保存性」についての願いを叶えられるよう消費期限を1日長く設定(配達日翌々日)した「+1day」シリーズなども開発。組合員さんのさまざまなニーズに応えた幅広いメニューから各家庭にぴったりのメニューを選べるのも「コープデリミールキット」の魅力です。

便利!おいしい!の声が続々と届いています

組合員さんの声を聞きながら進化し続ける「コープデリミールキット」。レシピカードに書かれたメッセージのほか、組合員・コープデリ職員・開発担当者・製造メーカー担当者などが集う「ミールキットファンイベント」やコミュニティサイト「コープ・デリシェ」の中にある「ミールキット倶楽部」など、交流の場にも「調理時間を短縮できました」や「助かっています」などうれしい声も多く寄せられています。

「『コープデリミールキット』がこの先も組合員のみなさんのくらしに寄り添い、『コープデリといえばミールキット、ミールキットがあるからコープデリがやめられない!』と言っていただけるようにこれからもがんばります」と開発担当者。
これからも組合員の「食」に関するお悩みを解決し、くらしに寄り添う商品として、「おいしかった!」と笑顔になれる「コープデリミールキット」をお届けしていきます。

「コープ・デリシェ」に寄せられた
組合員さんの声

圧倒的に時短になりました。フルタイムで働いているので、子どものお迎えが19時なんて日にミールキットが大活躍。子どもたちが大好きなものを選んでおくと、みんな大喜びです。 組合員さんの声1
調理が楽なのも良い点ですが、何よりも献立を考える時間がぐっと減りました&次の食事が楽しみな毎日を過ごしています。 組合員さんの声2
忙しい日のごはん作りが楽になりました。テレワークの夫の昼食や、夕食の品数が増えて豪華になったり、と大活躍しています! 組合員さんの声3