着色料も発色剤も使わない、
素材のまま。
「CO・OP
無着色ひとくち
辛子明太子(切子)」
世の中の流行や評判にかかわらず、組合員さんの声に支えられ、作り続けてきたコープ商品は少なくありません。
「CO・OP無着色ひとくち辛子明太子(切子)」も、そんな商品のひとつ。着色料や発色剤を使っていないものを食べたいと願う組合員さんの声にこたえ、1973年に無着色・無発色のたらこが、その3年後には明太子が登場しました。その後、現在の「CO・OP無着色ひとくち辛子明太子(切子)」が誕生しました。
きっかけは「もったいない」
という声でした
本商品の開発当時、スーパーなどでよく見かけるたらこや明太子は、ひと腹単位でトレーに並べて売られていました。
これを家庭で切り分けながら食べると、どうしても最後まで使い切れないこと、ありますよね。食べきる前に、乾燥してしまったり消費期限が過ぎてしまったりして「もったいない」と感じた組合員さんからの声をヒントに、品質・価格・使いやすさまで考えて開発されたのが「CO・OP無着色ひとくち辛子明太子(切子)」です。
アラスカのベーリング海で漁獲されたスケトウダラの卵を使用し、1つ当たり約10gのひとくちサイズにカット。使いたいときに使いたい分だけ取り出せるよう、バラ凍結されているので、まな板や包丁を汚す必要もありません。
着色料・発色剤を使わないものを
子どもに食べさせたい
さらに、もう一つ大きな特長は、無着色・無発色であるということ。実は、コープの無着色たらこには長い歴史があります。
1973年、コープが無着色たらこを開発した当時、たらこといえば真っ赤に着色したり、無着色といっても発色剤を使用して色を明るくしている物が主流でした。そんな時代、着色料も発色剤も使わないたらこは「見た目がよくない」とされ、なかなか認められませんでした。それでも、「着色料・発色剤を使わないものを子どもに食べさせたい。」という声が支えとなり、無着色たらこを扱い続けてきました。
今では無着色も珍しい物ではなくなってきていますが、安心して食べられる食品をお届けするために、コープでは40年前から着色料・発色剤を使わないたらこに目を向けていました。
おいしい明太子を、
ずっとお届けしたいから
使いやすさだけでなく、明太子のおいしさに直結する魚卵の鮮度と質にもこだわっている「CO・OP無着色ひとくち辛子明太子(切子)」。原料となるアラスカ産スケトウダラの卵は、漁獲した直後に漁船の中でタラをさばいて取り出し、すぐに冷凍保存。迅速に処理することで、獲れたての鮮度を保持します。さらに、その中から成熟状態が良く、食べたときにプチプチとした粒感があるものを目利きして買い付けています。
こうして、厳選した魚卵を明太子の本場、福岡県のマルキユー食品株式会社の工場に運び込み、コープ商品専用ラインで加工。隠し味にゆずこしょうを使用した調味液に3〜5日間じっくり漬け込み、唐辛子の辛みをピリッと効かせた明太子に仕上げます。その後、ひとくちサイズにカットして取り出しやすいよう、ひとつずつ並べてバラ凍結。
原料の入荷から製造、出荷まですべての工程を国内工場のコープ商品専用ラインで行うことで、異物の混入を防ぐなど、安全を確保しています。
また、魚卵の加工に際して、水産資源の保護にも目を向けることを忘れてはいません。近年、世界各地で魚の乱獲による水産資源の減少が心配されています。未来にも、ずっと魚のある食卓を守るためには、漁業と水産資源の保護を両立させることが不可欠です。
そこで、コープでは水産資源保護の証となる「MSC認証」を受けた原料を使用しています。
“海のエコラベル”
MSC認証マークとは
海の資源である「さかな」を枯渇させないよう、漁獲量、漁法、漁の時期、また生態系などに配慮した漁業で獲られた水産品にこのマークが付きます。
「CO・OP無着色ひとくち辛子明太子(切子)」の原材料となるスケトウダラは、漁の際に必要以上に獲りすぎないよう、網の目を粗くして小さな魚を逃がすなど、持続可能な漁業のための工夫をしています。パッケージに付いているMSC認証マークは、その取り組みの証です。