深煎りコーヒーのエスプレッソを
たっぷりのミルクで割った
大人のカフェオレ
既存品の「CO・OPカフェオレ」は、甘くてまろやかなコーヒー風味で「家族みんなでゴクゴク飲める」と人気がありますが、その一方で「ちょっと甘すぎるかも」、「もっとコーヒー感がほしい」などの声も寄せられていました。そこで新たに開発されたのが「CO・OP味わいのカフェオレ(生乳50%使用)」。「甘さ控えめで、しっかりとコーヒー感のある、大人の女性が飲みたくなるカフェオレを作りたい」という、コーヒー好きの女性開発担当者の想いが形になりました。
コーヒー好きが
満足できるカフェオレを
「CO・OP味わいのカフェオレ(生乳50%使用)」の商品開発をしたのは、1日に5杯以上はコーヒーを飲むという、コーヒー好きの女性開発担当者。
普段は、コーヒーメーカーやドリップバッグで淹れたコーヒーを飲んでいて、あまりカフェオレを飲むことはなかったといいます。特にチルドタイプのカフェオレは、「子どもが好きな甘いミルクコーヒー」というイメージでした。実際、コープデリの「CO・OPカフェオレ」は、家族みんなでゴクゴク飲めて、手頃な価格ということもあり大人気の商品。まろやかなコーヒー風味の乳飲料として、多くの組合員さんに親しまれています。
ただ、実際に「CO・OPカフェオレ」を購入している組合員さんの中には、コーヒー好きの開発担当者と同じように感じている方もいたようで、「甘さ控えめがあったらいいな」という声も寄せられていました。この声を聞いた開発担当者は、「家族みんなで気軽に飲める甘めのカフェオレも魅力的。でも大人が飲みたくなるようなしっかりとコーヒーの味わいもあり、甘さ控えめのカフェオレもラインナップとして揃えたい」という想いから、ちょっとプレミアムなカフェオレの開発がスタートしました。
大切にしたのは、
コーヒーとミルクのバランス
「コーヒーの味わいもミルクの風味も、どちらもきちんと感じられるカフェオレにしたい」と、まず取り組んだのは、カフェオレに使うミルクの種類や配合を決めることでした。ミルク感を強くするため、生乳を多くしようと、配合率を変えながら試作を繰り返しました。ただ、生乳を多く使用することで原価が上がるという問題にも直面。そのため、生乳だけではなく、生クリームや脱脂粉乳なども加えて試しましたが、雑味が気になるという結果に。「多少原価は上がっても、やっぱり余計なものは加えずに生乳だけのほうが断然おいしい」と、生乳のみを使用することに落ち着きました。使用した生乳は、組合員さんにおなじみの「コープ牛乳」と同じ原料。コクもうまみもある生乳です。
そしてもうひとつ、コーヒー好きの開発担当者がこだわったのは、「飲んだ時にまず先にコーヒーが感じられる」ということ。味わいの要となるコーヒー豆には、酸味とコク、苦味のバランスがいいブラジル産アラビカ豆をセレクトしました。アラビカ種の豆は風味が豊かで、焙煎によって香り・甘み・苦味が引き出されるため、世界で愛用されているコーヒー豆のひとつ。深煎り焙煎することで、しっかりとした味と香りを引き出しました。さらに、ミルクをたっぷり使ってもコーヒー感が失われないようにエスプレッソ抽出を採用。深煎りして微細に挽いたコーヒー豆に高圧をかけて短時間で抽出したエスプレッソは、シャープで濃厚な風味。ミルクのまろやかさの中に、コーヒーの苦味や香りもきちんと感じられる味わいになりました。
使用する生乳とコーヒー豆が決まったあとは、コーヒーとミルクの比率を決めるという重要な課題が残っていました。コーヒーの比率を高くすると苦くなりすぎ、 一方で生乳の比率を高くするとミルク特有の甘みと乳臭さが前に出すぎてしまいます。試作を繰り返した結果、たどり着いたのが1:1という比率。生乳をたっぷり50%配合したカフェオレが完成しました。
シンプルだから飲み飽きない
「CO・OP味わいのカフェオレ(生乳50%使用)」の原料は、生乳、コーヒー、砂糖のみです。素材のおいしさを味わっていただくために、香料やカラメル色素などの着色料は使わずに、シンプルな原料にこだわりました。また、「大人も満足できるカフェオレ」というコンセプトのもと、砂糖の使用量を減らして甘さを控えめにしたことで、さらに生乳、コーヒー、それぞれの味わいが引き立ちました。試飲した組合員モニターさんからも「コーヒーの風味もあり、甘さもちょうどいい。ほっとしたいときに飲みたい」、「コーヒーは苦手なのですが、これなら飲めます。おいしいと思います」と好評です。家事の合間やちょっと一息つきたいときに、手軽に飲める大人のカフェオレ。もちろん、シンプルな原料なので、お子さんを含めて、ご家族みなさんで安心してお楽しみいただけます。