ヒトとコトと

商品に携わる人と想い、伝えます。

お魚をひき肉みたいに使える「CO・OPおさかなだけのパラパラミンチ」おさかな、使いやすーい!

「CO・OPおさかなだけのパラパラミンチ」は、ひき肉状にした白身魚をパラパラに冷凍した商品。砂糖や添加物を使わず、お魚“だけ”を原料にしています。
「お魚を捌いた後の片付けが大変」「骨があると子どもが食べてくれない」「お魚の調理方法がわからない」など、お魚の様々なストレスを解消しながら、「家族にお魚を食べてもらいたい」という組合員さんの“想い”に応えた商品です。

開発ヒストリー

家族にお魚を食べてもらいたい!
 でも、できてません…。

コープでは組合員さんから、お魚についてのたくさんの声を集めました。そこで見えてきたのは、魚をもっと食卓にのせたいという家族の健康を気遣う組合員さんの“想い”と、それができない“魚に対する困りごと”でした。
「三枚下ろしや内臓の処理など、調理が難しい」「生臭いにおいが気になる」「グリルやまな板の後片付けが面倒」「どう調理していいかわからない」という調理の面倒さと魚への苦手意識。また「お肉料理に比べるとボリュームがなく、家族の満足度が低い」「子どもがお魚を嫌がる」と手間がかかる割に家族が喜んでくれないという声も上がりました。
しかし、子どもがお魚料理を嫌がる理由を見ると、「骨があって食べるのが面倒」というのが大きな理由で、決してお魚料理自体を嫌っているわけではないということがわかりました。

お魚を冷凍のミンチにすると、使いやすい!

組合員さんの想いを受け、「もっと気軽にお魚が食べられる商品」をテーマに商品開発の検討が始まりました。まず最初に考えたのは、魚肉ソーセージをパリッと肉料理のようにするというアイデア。しかし、材料のすり身をミンチ状にはできましたが、成形がうまくできない、皮を焼いたようなパリッとした食感がだせない、という壁に当たりました。
そこで閃いたのが、コープのロングセラー商品「お肉のパラパラミンチ」のお魚バージョン。もともと子どもが好むメニューにひき肉を使っているものが多いことから、組合員さんの中でもひき肉料理は得意という方が多くいらっしゃいました。
ひき肉のように使えるミンチ状のお魚なら、レパートリーも増やしやすく、調理法によってはボリューム感をだすことも可能に。もちろん、食べるときに骨を気にすることもありません。
さっそく商品化へ向け、白身魚のすり身を使ったパラパラミンチを試作しました。それを試食した組合員さん達からは、「本当にお肉みたい」「パラパラで使いやすい」と好評の声が寄せられ、充分な手応えが感じられる結果となりました。

これまでにない新発想の商品のため、製造ラインをゼロから作る必要がありましたが、とにかく組合員さんの声に早く応えようと、まずは大規模な機械は使用せず、手作業を中心とした小規模な製造を開始して、2015年11月に「CO・OPおさかなだけのパラパラミンチ」の前身となる「CO・OPおさかなのパラパラミンチ」が登場しました。

小さな子どもには、添加物が気になります。

試作段階では好評だった「CO・OPおさかなのパラパラミンチ」。しかし取り扱いが始まるとすぐに、添加物が入っていることへの不満の声が届きました。
商品の原料となるスケソウダラのすり身には、冷凍保存中に食感が悪化するのを防止するため、糖(砂糖・ソルビトール)とリン酸塩が加えられていました。特に離乳食や幼児食に使いたいという組合員さんから、甘さや添加物を抜いてほしいという要望が多く寄せられました。

どうしたら添加物を減らせるか、
先が見えない試行錯誤。

これらの声を受け、コープと日本水産株式会社(以後ニッスイ)とで協力して立ち上げた「おさかなのパラパラミンチ 開発チーム」が再始動しました。「おさかなのパラパラミンチ 開発チーム」のメンバーの一人、ニッスイの山地さんは、「当初のコンセプトが、“お魚嫌いにも食べてもらいたい”だったので、魚臭くないものを提供しようと、材料は魚臭さが抑えられた「すり身」を選んでいました。すり身に糖(砂糖・ソルビトール)とリン酸塩を入れるのは、品質保持のために必要という意識でしたが、子どもにはできる限り添加物を与えたくないというのが組合員さんの気持ちと伺い、なんとかしようと思いました」。
しかし「CO・OPおさかなのパラパラミンチ」の加工場に届くのは、すでにすり身の状態。そのすり身から、いかに添加物を抜くか。ここから、開発チームの長い迷走が始まりました。

リン酸塩を抜くことで損なわれる食感を補うために片栗粉や油脂を加えてみたり、糖(砂糖・ソルビトール)の甘さをわからなくするために様々な出汁やエキスを加えてみたり、20種類ほどの調味料を加え試食を繰り返しました。
「他の味を加えることで砂糖の甘みは消えましたが、魚らしさがなくなりました。結果的に添加物が増えただけで、本末転倒。先が見えずに、どうしたらいいのか悩みました」と、山地さんは当時をふりかえります。

女性スタッフからの、目から鱗のアイデア

打つ手がなくなった開発チームに一筋の光明となったのが、工場の女性スタッフの「フィッシュブロック」を使ってはどうかという提案でした。
フィッシュブロックとは、魚を三枚におろし、骨をとった魚の身をまとめブロック状に凍結させたもの。スケソウダラのフィッシュブロックはフライなどにも使われていますが、皮と骨を取っただけのまさに魚の身なので、リニューアルにはぴったりの素材でした。

開発チームのメンバーにとっては、まさに目から鱗でした。魚臭くないすり身にこだわっていたことや、すり身の加工技術が進んでいたこともあり、魚を切って凍結させただけのフィッシュブロックには、考えが及ばなかったといいます。
フィッシュブロックに至るまで、リニューアルに着手してからすでに半年。しかし、そこからの開発はスピーディに進み、フィッシュブロックは無添加で、長期保存が難しい素材でしたが、加工工程を短期間で行えるように調整が行われました。
こうして、2016年11月、魚本来の味と食感も残る、「CO・OPおさかなだけのパラパラミンチ」が生まれ変わって登場しました。

お魚料理の手間がないって、すてき。

お魚以外は何も加えず、生まれ変わった「CO・OPおさかなだけのパラパラミンチ」。
ひき肉の代わりにしたり、ひき肉と混ぜて使うことでお魚料理のレパートリーを増やすことができます。骨がないから子どもや年配の方にも食べやすく、お肉と比べて低カロリー・低脂質なので体型や健康を気遣う大人の料理にも取り入れることができます。
作る人も食べる人もストレスフリーに、もっとお魚が取り入れられそうですね。

チャーハン

離乳食

スープ

ぎょうざ

CO・OPおさかなだけのパラパラミンチの使い方

・解凍して :
餃子、ハンバーグには使う分を皿に出して、冷蔵庫(10℃以下)で2〜3時間解凍してご使用ください。
・冷凍のまま:
そぼろ、チャーハンなどの炒め物、煮物には凍った状態でご使用いただけます。