ふっくら、まあるい、素朴なお菓子。
きらきらキッズ「CO・OPどうぶつ
カステラボーロ」
「CO・OPきらきらキッズ」シリーズの「CO・OPどうぶつカステラボーロ」は、どうぶつの焼印がかわいらしいやさしい甘みの素朴なお菓子です。たくさんのかわいいどうぶつの絵と一緒に、親子でおやつの時間をお楽しみいただけます。
この商品は子育て中の組合員さんを応援するキッズ向け幼児食シリーズ「CO・OPきらきらキッズ」の商品です。
3歳くらいからのおやつには、
ちょっとボリュームのあるものがいいな
幼い子どもにとって、おやつはとても大切です。小さな体のわりに、多くの栄養素を必要とする幼児期。しかし、胃袋も小さく消化機能も未熟なため、大人のように一度にたくさん食べることができません。そこで必要になってくるのが、「第4の食事」とも言われている、おやつの存在です。
「活動量が増えてくる3歳くらいからのおやつとして、ちょっとボリュームのあるお菓子があるといいな、と思っていました」と話すのは、コープデリ連合会の高橋開発担当。「きらきらキッズの商品としてお菓子をラインアップしていった中で、案外、ボリューム感のあるものが少なかったので、甘いパンのような感覚で食べられるものを探していました。そこで出会ったのが丸ぼうろというお菓子です」。
「CO・OPどうぶつカステラボーロ」の元となった「丸ぼうろ」は、佐賀県佐賀市を代表する銘菓。小麦粉・たまご・砂糖などが主な原料の素朴な焼き菓子です。「CO・OPきらきらキッズ」シリーズの「余計なものはできるだけ使わずにシンプルな原料で」という条件にもぴったりのお菓子でした。
佐賀県の銘菓「丸ぼうろ」を子ども用に
「CO・OPどうぶつカステラボーロ」をつくっているのは、明治38年、佐賀県佐賀市木原で、小さなお菓子屋さんとして創業した「大坪製菓株式会社(以下、大坪製菓)」です。
「丸ぼうろは、長崎のカステラと同じように入ってきた南蛮菓子です。この地域では昔から食べられてきたお菓子で、結婚式などの冠婚葬祭には欠かせないものでした」と話すのは、“丸ぼうろ一筋”100余年、「大坪製菓」の三代目、大坪恵介さんです。
「私どもの認識からすると、丸ぼうろは、どちらかというと高齢者向きのお菓子というイメージだったのですが、20年ほど前、生協の組合員さんたちが工場見学にいらした時に、お子さんのおやつにちょうどいいというお話をされていて、それでは、子ども向きの丸ぼうろをつくりましょう、という話になったんです」と大坪さん。その時にできたのが、大坪製菓の「ふわふわどうぶつボーロ」という商品でした。主原料である小麦粉・たまご・砂糖などに加え、カルシウムを配合したものや、緑黄色野菜を練り込んだボーロに、子どもが喜ぶようにと、かわいらしいどうぶつの焼印を押しました。
その「ふわふわどうぶつボーロ」を元に「CO・OPきらきらキッズ」シリーズの商品として、子育て中の組合員さんの声を聞きながら、配合などを調整して、「CO・OPどうぶつカステラボーロ」を新たに開発しました。
きな粉の風味をいかした生協オリジナル
「CO・OPどうぶつカステラボーロ」の主な原料は、国産小麦粉と国産たまご、5種の国産緑黄色野菜ペースト(ほうれんそう、にんじん、ブロッコリー、かぼちゃ、トマト)。そこに、生協オリジナルとして国産大豆のきな粉も加えました。
「試作の段階では、小麦ふすまや玄米パフなどを練り込んだものもつくってみましたが、子育て中の組合員さんの方から、『きな粉は栄養もあるし、子どもが好きだから、きな粉を使ってほしい』という声があって、きな粉を使用することにしました」と大坪さん。
さらに、グループインタビューでは、はちみつ入りのサンプルについて、「ベタベタする」といった声もあって、はちみつは使わず、水あめの配合量も減らしてベタつきを改善しました。こうして、きな粉の香ばしい風味をいかした、素朴でやさしい甘さの「CO・OPどうぶつカステラボーロ」が完成しました。
商品名に「カステラ」と入っているように、食感は、カステラのようにふっくらやわらかで、小さなお子さんが食べてもポロポロこぼれにくいのも特徴です。
「組合員さんのアンケートにも、『クズが出ないのがいい』とか、『個包装だから、車の中で食べさせてもこぼれなくていい』という評価をいただきました。ボーロは、水分が抜けてしまうとかたくなってしまうので、そういう意味でも個包装にするということには、こだわりました」。
かわいいどうぶつの焼印が見える個包装には、アレルゲン表示もついているので、配り菓子としてもおすすめです。
かわいいどうぶつは全部で27種類
直径約7cmと食べ応えのあるサイズの「CO・OPどうぶつカステラボーロ」の1枚1枚に、かわいいどうぶつの焼印が入っています。個包装からのぞくどうぶつの種類は、全部で27種類もあります。
「線画で27種類のどうぶつを表現するのはたいへんでした。子どものおもちゃにどうぶつをかたどった『組み木』というのがあって、それを参考にしました。最初は8種類ぐらいで考えていたんですが、それでは子どもが飽きてしまうからと、デザイナーさんにお願いして、27種類までに増やしました。おかげさまで、お子さんが楽しみながら食べているという話を耳にします」と大坪さん。
1袋10枚入りなので、1袋にすべての種類は入っていません。また同じ絵柄が重複する場合もありますが、好きなどうぶつを見つけたときのワクワク感はひとしお。「今日はどんなどうぶつかな?」と選ぶ楽しみもあります。
「九州以外の方にはあまり知られていないお菓子かもしれませんが、食べたことがなくても、一度食べたら懐かしいと感じると思います。素朴で、お菓子の原点みたいなものなので、小さなお子さんから大人の方にも広く知っていただき、ご家族みなさんで食べてもらいたいな、と思っています」と大坪さん。組合員さんからのおすすめコメントにも、「大人だけの世帯だけれど、動物の絵がかわいくて思わず買ってしまった」という方から「よい年をした夫と私がすっかりはまっています。おいしすぎます」というコメントが届いていました。
そのまま食べてももちろんおいしいのですが、オーブントースターで温めると焼きたての香ばしさも楽しめるので、ぜひお試しください。