国産素材に
こだわった
野菜入りの
プチホットケーキ
「お出かけに持っていきやすいおやつがあったらいいな」、「手づかみで食べやすいおやつがいいな」という声から誕生した「CO・OP北海道産小麦のふんわりプチホットケーキ」です。国産ほうれん草入りと国産にんじん入りの2種類あり、レンジはもちろん、自然解凍でもふんわりした食感がお楽しみいただけるように工夫しました。
この商品は子育て中の組合員さんを応援するコープの乳幼児食シリーズ「CO・OPきらきらステップ」の商品です。
CONTENT
「CO・OPきらきらステップ」シリーズに
おやつがあったらいいな
幼児食期を迎える1歳6カ月頃からの「おやつ」は、食事だけでは足りない栄養を補うという意味で、とても大切です。この時期、子どもの身体はすくすくと成長しますが、消化器官は未熟なので大人のように1度の食事でたくさんの量を摂ることはできません。1日3回の食事で栄養を満たすことがむずかしい幼児食期に「おやつ」は大きな役割を担っているのです。
きらきらステップの第2期の開発に取り組むなかで、子育て中の組合員さんから「安心して子どもに食べさせられるおやつがあったらいいな」という声があり、おやつとして食べてもらえる商品を考えました。
特に、外出時に気軽に持っていけて、手づかみ食べできるものがあったらうれしい、という声は多く聞かれました。そこで「お出かけのときに持っていきやすいおやつ」、「手づかみでも食べやすいおやつ」というコンセプトのもとに考えたのは、ちょっとした食事としても食べられるプチホットケーキ。商品化に向けて、幼児食期のお子さんを持つ組合員さんにお子さんと一緒に集まってもらい、試食会を実施しながら商品開発を進めました。
甘さひかえめ。野菜も摂れちゃう、
国産素材にこだわったおやつ
商品の開発を依頼したのは、新潟県にある昭和冷凍食品株式会社(以下、昭和冷凍食品)です。小麦粉や植物油を扱う昭和産業のグループ会社で、パンケーキやたこ焼きなどの小麦粉製品を中心に開発・製造を手がけています。まずこだわったのは、原材料を国産のものにすること。「子どもに安心して食べさせたいというママ・パパの気持ちに寄り添うと、すべて国産原材料にしたいと思いました」と話すのは、昭和冷凍食品の小山良子さんです。ご自身も小学生のお子さんを持つ母親として、子どもを想う親の気持ちになって開発に取り組んだといいます。
「ホットケーキに欠かせない小麦粉、鶏卵、砂糖はすべて国産にしました。北海道産小麦と国産鶏卵、国産のてん菜糖を使用しています」と小山さん。さらに「おやつでも野菜を摂れたらうれしい」という声に応えて、それぞれに国産のほうれん草パウダー、にんじんパウダーを加えました。「どちらも使っている原材料はほぼ一緒ですが、ほうれん草とにんじんのパウダーでは生地のふくらみ方が違ったため、ふんわりとした食感に仕上がるようにほうれん草とにんじんで原材料の配合率を変えています」。
約1年間に渡って開発に取り組むなかで、10回以上の試作を繰り返し、試食会で組合員さんから出された課題をひとつひとつ解決していきました。
「最初の試食会では、子どもに食べさせるにはちょっと甘すぎるという意見がありました。そこで、砂糖の量を半分まで減らしたんです。甘みを抑えたことで、ほうれん草の風味が引き立ち、より素材の味わいを感じられるようになりました」と、小山さん。
冷凍のまま おでかけに持って行って、
おやつの時間にふんわり解凍
次にこだわったのは、自然解凍したときの食感です。「お出かけに気軽に持っていける商品ということで、自然解凍できることは必須条件でした。でも試食会では、自然解凍したときの食感がかたい、という声があったんです。そこで食感をふんわりさせるために、膨張剤の種類や配合の見直しをくり返して、自然解凍でもふんわりした食感になるように工夫しました」と小山さん。さらに小さな手でもつかみやすいように鈴型のミニサイズにしたことで、「手づかみで食べやすいおやつがいいな」という声にもお応えしました。
こうして完成した「CO・OP北海道産小麦のふんわりプチホットケーキ」には、「市販のお菓子の砂糖の量が気になっていたので、甘さ控えめでうれしい」、「自然解凍できるのは助かる」、「大きさが手づかみ食べにちょうどいい」といった声が寄せられました。
「外出先でお子さんがパクッと手づかみで食べられるおやつがあると、とても楽なのは自分の経験からもよくわかるので、組合員さんに好評でホッとしました。」と小山さん。
「CO・OPきらきらステップ」シリーズはこれからも、同じ子育て中の親としての視点を大切に商品開発に取り組むメーカーと共に、ママ・パパの気持ちに寄り添った商品づくりをしていきます。