おさかな離乳食、これでラクラク♪

蒸して、ほぐしただけ。
「CO・OP便利なパラ
パラ 北海道産白身
魚のほぐし身」
乳幼児用 CO・OP便利なパラパラ 北海道産白身魚のほぐし身

骨なしの北海道産まだらフィレを蒸して、小さくほぐしたものを冷凍した「CO・OP便利なパラパラ 北海道産白身魚のほぐし身」。パラパラ凍結で、お魚を使った離乳食に便利に使えます。

この商品は子育て中の組合員さんを応援する乳幼児商品シリーズ「CO・OPきらきらステップ」の商品です。

「離乳食で、もっとお魚を食べさせたい」の
声にお応えしました

離乳食初期の頃から食べさせられる白身魚。積極的に取り入れたいけれど、骨を取ったり、塩分が気になったり、使いづらい食材でもあります。子育て中の組合員さんからも「離乳食でもっとお魚を食べさせたい」という声とともに、「骨を取るのが面倒」、「調理の仕方がよくわからない」という理由からお魚を敬遠してしまう、という声もありました。

「自分の子育て経験からも、離乳食のステップアップ食材として、良質なたんぱく源である魚を取り入れたいという思いはありました。でも、ほんの少ししか使わないのにどこにも少量のものが売っていないな、というのが悩みでした」と話すのは、日本生活協同組合連合会の谷口開発担当。
「魚種としては、白身魚の代表格であるタラなどが思い浮かびますが、タラは冬のお魚なので夏場は売り場にも並んでいないし、あったとしても塩味がついているので、胃腸の整っていない子どもにあげるにはちょっと難しい。手軽に年中食べることのできる商品があってもいいな、というのが開発のきっかけです」と続けます。

開発当時、味付けなしで、骨もなく、パラパラに凍結されている白身魚の商品は、市場にはまだ見当たりませんでした。
「調味してあったり、何か混ぜてあったりしていて、お魚そのままというのはなかったと思います。また、国産原料にこだわっているものもなかったので、安心安全な国産素材で、味も付いていなくて、骨も取ってある商品をつくろうと思いました」。

蒸して、ほぐしただけ。味付けなしだから、いろいろなお魚メニューに使えます

蒸して、ほぐしただけ。味付けなしだから、いろいろなお魚メニューに使えます

白身魚のほぐし身を使った離乳食をご紹介します!

機械のほか、たくさんの人の手や目で
チェックしています

トナミ食品工業株式会社 天野正浩さん

トナミ食品工業株式会社 天野正浩さん

開発を依頼したのは、北海道函館市に本社を置く「トナミ食品工業株式会社」(以下、トナミ食品工業)。豊かな海の幸に恵まれている函館の地で、昭和24年に創業した海産物の加工を手がける会社です。

「北海道産の白身魚で、離乳食に使えるシンプルな商品をつくってほしいという依頼でした」と話すのは、トナミ食品工業の天野正浩さん。

原料は、北海道産のまだら。秋から春の旬の時季に水揚げしたまだらを翌日にはフィレに加工し、凍結させたものを仕入れて使用しています。

「一次加工の工場でも、骨などの異物を投影するエックス線を使い、しっかり検品していますが、うちではさらに機械にも写らないような小さな骨も見逃さないよう、手で触ったりしながら何重にもチェックしています」と天野さん。

チェックした後のフィレは、カッター機に通して棒状にします。それを蒸し器に入れ、蒸し上げたものを、1度凍結させてから1センチくらいの大きさにカットしています。

左)フィレの状態で、骨など異物がないかを触手検品しています 右)蒸し上げたまだらをカットして、ほぐし身状にします

左)フィレの状態で、骨など異物がないかを触手検品しています 右)蒸し上げたまだらをカットして、ほぐし身状にします

「最初は、離乳食なので小さければ小さいほどいいだろうと思い、ミンチ状にしたんです。しかし、子育て中の組合員さんのグループインタビューでは、“ある程度、お魚の身の感じが残っているものがほしい”という声が多くありました。すり身のようなものは他にもあるけれど、魚の身が感じられるものはない、というのがその理由でした。そこで、大きすぎず、小さすぎず、切り幅を変えながら何度か試作して、今の大きさに落ち着きました」。

こうして、北海道産まだらフィレを蒸して、調味せずに小さくカットした状態で凍結。使う分だけパラパラ取り出せる、離乳食に便利なお魚商品が完成しました。

リニューアルで増量して、さらに使いやすく!

2020年9月のリニューアルで、50グラムから60グラムに増量した「CO・OP便利なパラパラ 北海道産白身魚のほぐし身」。
「これまでは、まだらの背中側の身だけを使用していましたが、腹側の部分も合わせて使うことで、安定的な供給ができるようになりました」と話すのは谷口開発担当。

まだらの腹側は、身が薄く、骨が残りやすいという懸念点がありましたが、工場側でエックス線の機械の精度を上げ、検品の作業者の質を上げ、チェックの工程を増やしたことで、お腹の部分も背中の部分も両方使えるようになり、増量が叶いました。

「離乳食に使う時って、10グラムとか、20、30グラムっていう単位で使うことが多いので、50グラムよりは60グラムで、割り切れるほうが使いやすいのではないかと思いました。特に、初めて子育てをされる方って、きっちり計って使うことが多いと思いますし、私自身もそうでした。10グラム増量というのは、本当にちょっとした量ですが、より使いやすくなったと思います」と谷口開発担当。

月齢に合わせて、すりつぶしたり、ほぐしたり、いろいろなアレンジも手軽にできる白身魚のほぐし身。そこには、離乳食づくりの負担を少しでも減らし、子育てを楽しいと感じられるように、という想いが詰まっています。

1回の目安量・加熱後の作り方

組合員さんの声

魚を食べさせたいと思っていても手間を考えると頻繁には用意ができず、これはありがたいです。原産もはっきりしていて、無添加なので、安心して使用できます。子どもも嫌がることなく食べてくれます。 組合員さんの声1
6カ月の子どもに与えてみましたが、よく食べます。解凍してすりつぶし、昆布出汁で作ったあんと絡めてあげています。手軽に作れるのでまたリピートします。 組合員さんの声2