のりものの名前、当てっこするのが楽しいね!

サックリ、やさしい味
わい。
国産小麦使用
の「のりものビスケッ
ト」
幼児用 CO・OPのりものビスケット

「CO・OPきらきらキッズ」シリーズに仲間入りした「CO・OPのりものビスケット」は、素材にこだわっていることはもちろん、子どもが大好きな「のりもの」の形をした楽しいビスケット。好きなのりものをさがしたり、新しいのりものをおぼえたり、おやつの時間が楽しくなる「CO・OPのりものビスケット」の開発ストーリーをご紹介します。

この商品は子育て中の組合員さんを応援するキッズ向け幼児食シリーズ「CO・OPきらきらキッズ」の商品です。

シンプルな原材料で、
素朴でおいしいビスケットを作りたい

3歳頃からは、食べる楽しさやおいしさをおぼえ、食体験を豊かにしていく大切な時期。おやつも大きな役割を果たしていきます。そこで、「CO・OPきらきらキッズ」シリーズにおやつのラインアップを増やしたいと、歯が生えそろった頃の定番おやつ、ビスケットの開発がスタートしました。

「市販されているビスケットって、膨張剤や香料などの食品添加物、ショートニングやマーガリンなんかを使っているものが多いんです。そこで、もっとシンプルな原材料で、きらきらキッズらしいビスケットを作れないだろうかと、メーカーをさがすところから始めました」と話すのは、当時開発に携わったコープデリ連合会の高橋開発担当。

ビスケット作りを依頼したのは、山梨県甲府市にある株式会社カニヤ(以下、カニヤ)。昔ながらの素朴な製法や味を大切に、古くからビスケットやカンパンを製造してきたメーカーです。

膨張剤・香料・乳化剤を使わない
シンプルな配合が実現

「原料は、国産素材の小麦粉に米粉、砂糖、食塩、植物油脂、パン酵母のみ。膨張剤や香料、乳化剤は使用していません。」と高橋開発担当。小麦の素朴な風味をいかして、甘さはごく控えめ。砂糖は三温糖を使い、ほんのりやさしい甘みに仕上げました。

一般的なビスケットと違うのは、パン酵母を使用していること。普通、ビスケットの生地を膨らませるときには膨張剤を使うことが多いのですが、これは、カンパンと同じようにパン酵母で発酵させて膨らませています。ちょっと歯ごたえがあってサクッとした食感は、パン酵母のなせるわざ。また、米粉が配合されているのも特徴のひとつです。米粉を入れることによって、風味がよくなり、素朴で食べ飽きしない味わいに仕上がりました。

素材の風味をいかして、ほんのりやさしい甘みに仕上げました。

素材の風味をいかして、ほんのりやさしい甘みに仕上げました。

のりものの形は全部で9種類

子どもの好きなのりものをかたどって焼き上げた「CO・OPのりものビスケット」。
「市販されている子ども用のビスケットって、文字やキャラクターの形をしたものは結構あるけれど、のりものの形って意外と少なかったことが決め手でした」と高橋開発担当。新幹線、飛行機、気球、トラック、バス、汽車、ヨット、船、車の9種類ののりものがビスケットになりました。

ちょっとレトロな形がかわいい9種類ののりもの

ちょっとレトロな形がかわいい9種類ののりもの
※のりものの数にはバラつきがあります。1袋にすべての種類が入っていない場合があります

カニヤでは、シート状の生地をのりものの形に型抜きして、焼き上げています。のりものの形をきれいに型抜きするには、生地の状態が大切。そのため、熟練のスタッフが、季節や温度、湿度などによって微妙に加熱温度・水分配合の調整をして、焼き上がった時に、のりものの細部までわかるように気を配っています。

シート状の生地からのりものの型を抜いて、こんがりと焼き上げています

シート状の生地からのりものの型を抜いて、こんがりと焼き上げています

実は、「CO・OPのりものビスケット」に使用している型は、1970年代に作られたもの。以前、カニヤで使っていたものをそのまま使用しています。そのため、よく見ると新幹線が懐かしのゼロ系だったり、汽車が蒸気機関車だったり、トラックも幌がついたタイプのものだったりと、ちょっとレトロな雰囲気。現代とはちょっと違うのりものの形を親子で楽しむのもいいかもしれません。

親子の会話がはずむ、楽しいおやつタイムに

「コミュニケーションを大切にした商品づくり」というのも「きらきらキッズ」シリーズのコンセプトのひとつ。「今度、お船にのってみようか?」、「パパ、気球ってなぁに?」、「ガタン、ゴトン、ガタン、ゴトン、汽車ですよー」など、親子の会話がいろいろ聞こえてきそうです。

グループインタビューの様子。のりものの形を親子で楽しむ姿が見られました

グループインタビューの様子。のりものの形を親子で楽しむ姿が見られました

子育て中の組合員さんに集まってもらったグループインタビューでは、「子どもはのりものが大好きだから興味を引いていいと思う」という声のほか、「やわらかすぎるビスケットより、これくらいのかたさのほうがよく噛んでくれていい」、「甘すぎなくて、子どものおやつにちょうどよい」といったさまざまな声がきかれました。甘さを抑えた素朴な味わいは、大人の組合員モニターからも好評。親子で一緒に食べてもらえるビスケットになりました。

チャックシール付きのパッケージなので、お出かけ用のおやつにも便利

チャックシール付きのパッケージなので、お出かけ用のおやつにも便利

これからも「CO・OPきらきらキッズ」では、離乳食・幼児食を卒業して、おやつの選択肢も広がる時期だからこそ、親子でおいしさを共有できて、安心して選んでもらえる商品づくりに取り組んでいきます。