10種の野菜やりんご果汁、
鶏肉はすべて国産。
キッズ
向けの甘口レトルトカレー
子どもの好きなメニューのひとつ「カレーライス」。3歳くらいになると、食事にカレーが登場する機会も多くなるのではないでしょうか。その理由のひとつが「カレーだと野菜を食べてくれるから」。たくさんの野菜やお肉を一食で手軽に摂れるキッズ用のレトルトカレーをご紹介します。
この商品は子育て中の組合員さんを応援するキッズ向け幼児食シリーズ「CO・OPきらきらキッズ」の商品です。
「いろいろな野菜を食べてほしい」という
組合員さんの想いから生まれました
2019年末に「CO・OPきらきらキッズ」シリーズに仲間入りした「CO・OP10種野菜のまろやかカレー」。「3歳以上のお子さんに向けて、『いろいろな野菜を食べてほしい』という組合員さんの想いを大切にしながら、国産素材やシンプルな配合にこだわって開発しました」と、開発に携わったコープデリ連合会の高橋開発担当(取材当時)。
「CO・OPきらきらキッズ」の商品ということもあり、「できるかぎり国産で」という声も多いため、10種の野菜、りんご果汁、鶏肉はすべて国産のものを使用しています。ただ、安定的に国産の野菜を手配することができるか、コストの面で見合うか、という課題もありました。
野菜は、安定的に手配できるものの中からカレーに合う10種類を決めました。配合や味のバランスも考えて選んだ10種類の野菜は、たまねぎ、じゃがいも、にんじん、トマト、とうもろこし、さつまいも、セロリ、かぼちゃ、ほうれん草、れんこん。
「実は試作段階ではコストの面も考え、少し野菜の種類を減らして6種の野菜カレーも作りましたが、やはり『いろいろな野菜を食べさせたい』という想いを叶えるには、できるだけ多くの種類の野菜を使ったほうがいいだろう、という結論になりました」と高橋開発担当。
子育て中の組合員さんに集まってもらったグループインタビューでも「多少割高であっても国産野菜をたくさん使っているのはうれしい」、「コスパを考えても高いとは全く感じない」などの声が聞かれました。
香料・着色料は使わずに、
素材を生かしておいしさを追求
市販の子ども用カレーには、香料や着色料のほか、粘りやとろみを出すための増粘剤を使用しているものも見られますが、「CO・OP10種野菜のまろやかカレー」は、香料・着色料、そして増粘剤も一切使用していません。「CO・OPきらきらキッズ」のこだわりポイントのひとつである「食品添加物はできるだけ使わないシンプル設計」に沿って開発されているからです。
味わいの面では、りんごの自然な甘みを生かしてまろやかに仕上げました。お子さんがちょっと苦手な野菜などは、ピューレやペースト状にしてカレーソースに加え、クセや苦味を感じないように配慮しています。それぞれの野菜のうまみがカレーソースに溶け込み、深い味わいです。
また、具に使用しているたまねぎ、じゃがいも、にんじん、鶏肉は、まだ噛む力の弱いお子さんでも食べやすいように小さめにカットして、やわらかな食感に仕上げましたが、具材感はしっかり残るようにしました。
「最初は、とうもろこしも具材として使用していましたが、グループインタビューで『粒コーンが入っていると、口に残って子どもが嫌がる』『コーンだけ口から出してしまう』という声が多く聞かれたので、ペースト状のコーンに変更しました」と高橋開発担当。
試食をしたモニター組合員さんからは、「具材感があってよい。大きさも子どもの口に合っていると思う」、「自分で煮込んだカレーのようにじゃがいもがやわらかかった。レトルトっぽくなくておいしい」などの感想をいただきました。
買い置きしておくと便利なレトルトタイプ
食べる量の変化や個人差が大きい3歳から6歳頃のお子さんのためのカレーということで、1袋の量に関しても様々な意見がありましたが、最終的に140gに決まりました。大人用のレトルトカレーが180g前後なので、3歳頃のお子さんには少し多いかもしれません。もし、量が多いようでしたら、ぜひ少し取り分けて食べてみてください。甘口ですが、大人が食べてもおいしいと感じる味わいです。
常温保存のレトルトタイプなので、買い置きしておけば、時間のないときにもサッと準備ができて便利です。湯せん、電子レンジで簡単に温められますが、温めなくてもおいしく食べていただけます。
「動物性の油脂を使用していないので、常温でも固まらずになめらかな状態です。そのまま温かいごはんにかけてもらうと、熱々にならずに小さなお子さんにはちょうどいいかもしれません」と高橋開発担当。
忙しい朝に、幼稚園や保育園から帰ってすぐに、いろいろなシーンで活躍してくれそうです。