北海道産すけそうだらの
味と色そのまま
「お魚は苦手だけど、魚肉ソーセージなら大好き」というお子さんは多く、ママ・パパにとって魚肉ソーセージは、「子どもに魚を食べさせたい」という悩みを解消してくれるアイテム。
「CO・OP北海道産のすけそうだらで作ったソーセージ」は、そんなママ・パパの目線から、子どもが食べることをとことん考えて作ったソーセージです。
魚の皮や香辛料が見えるのは、
すけそうだらそのままの色だから
魚肉ソーセージと言われると、多くの人はピンク色のソーセージを思い浮かべると思います。
「CO・OP北海道産のすけそうだらで作ったソーセージ」は、子どもを想う組合員さんから寄せられる「国産素材を使用してほしい」「シンプルな原材料だけで作ってほしい」という声にこたえて、天然由来の着色料も一切使用せずに製造。そのため、わずかに残ったすけそうだらの皮や、味付けに使用している昆布や香辛料の粒がソーセージの中に混じっているのが見えます。
コープデリの開発担当者は「黒い点々をカビや異物が入っていると思われてしまう、という心配はありますが、この黒い点々が見えるのは、“すけそうだらそのままの色だからこそ”だと知ってもらいたい」と語ります。
魚はシンプルに、
北海道産すけそうだらのみ
一般的に売られている魚肉ソーセージの多くは、北米や東南アジアから輸入した複数種の魚を混ぜ合わせていますが、「CO・OP北海道産のすけそうだらで作ったソーセージ」で使用する魚は、北海道産すけそうだらのみ。「子どもに食べさせるものは何が使われているか気になる」「原材料がどこの産地のものか知りたい」という組合員さんの声にこたえてのことです。
これは株式会社ニッスイ(以下、ニッスイ)のグループ会社であるすり身の製造メーカー、株式会社マルサ笹谷商店(以下、笹谷商店)と、水産加工を熟知しているニッスイなくしては実現することができませんでした。
北海道産すり身のシェア50%を超える
笹谷商店
1950年ごろには豊富な漁獲量があった北海道産すけそうだらですが、魚はわずかな水温の変化にも敏感なため、海水温上昇の影響を受けて、現在は北海道より北の海域へ移動してしまい、年々漁獲量が減少しています。
安定した供給が危ぶまれるなか、笹谷商店は釧路港を中心に道内様々な漁場から買い付けを行っており、北海道産すり身のシェアは50%を超えています。その驚異のシェアで、原料不足の中でも原材料確保に奔走しています。
すけそうだらがすり身になるまで
1.漁を行う
早朝未明、港から漁場へ。巨大な船で漁に出ます
2.魚の状態を確認
港に上がったすけそうだら。身の大きさ、つやなどを確認
3.せり
各市場でせり。魚の状態に応じて、値付けされます
4.さばく
加工場へ届いたすけそうだらを一気にさばいていきます。
そのあと、専用機械ですり身に加工します
北海道産すけそうだらのみでも、
しっかりとした食感を実現
笹谷商店釧路工場で、すり身に加工されたすけそうだらは、東京都八王子市にあるニッスイの工場でソーセージに加工します。
開発担当者は、「通常は、特性の違う複数の魚を混ぜ合わせることで、しっかりとした食感をうみだします。すけそうだら一種だけで、その食感が生み出せるか心配でした」と語ります。しかし、ニッスイは長年ソーセージを製造してきたため、そのノウハウから北海道産すけそうだらに合った温度管理を徹底して行うことで、しっかりとした食感を実現しました。
子どもたちに知ってほしい、
魚のおいしさ
「CO・OP北海道産のすけそうだらで作ったソーセージ」は、「子どもたちに、魚そのもののおいしさを知ってほしい」「魚肉ソーセージをきっかけに魚のおいしさに気づいてもらいたい」という想いから、すけそうだらの風味もしっかり感じられる自然な味わいに仕上げています。味付けには、ほたてエキスやこんぶ、カツオエキスなどを用いています。
こだわりは魚肉部分だけではありません。包装にもこだわり、とめ金のないフィルムでソーセージを包みました。分別の必要がなく、子どもにも開けやすい仕様になっています。
さらに、長さ約13cm・直径約1.5cmと、つかみ食べにも便利で子どもが食べやすいサイズです。