おやつ感覚で食べられて、野菜もとれるってすごくいいと思う!

6種の国産野菜がとれちゃう
ふんわりミニお好み焼
幼児用 CO・OP6種国産野菜のふんわりミニお好み焼

一般的には、「主食」とも「おかず」とも、または「おやつ」とも捉えられるお好み焼。今回は、「野菜がしっかりとれて、おやつ感覚で食べられるお好み焼」を目指して開発された「CO・OP6種国産野菜のふんわりミニお好み焼」をご紹介します。

この商品は子育て中の組合員さんを応援するキッズ向け幼児食シリーズ「CO・OPきらきらキッズ」の商品です。

国産野菜を55%以上も配合

「添加物を極力使わず、野菜がしっかりとれるキッズ用のお好み焼をつくってほしい」という依頼を受けたのは、奈良県に本社を置く、SD食品株式会社(以下、SD食品)です。
「この依頼の前に『CO・OP5種の国産野菜が入った香ばしいお好み焼(豚肉入り)』 という商品を開発していたこともあり、さらに国産野菜にこだわり、お子さん用のお好み焼をということで、野菜の選定から開発をスタートさせました」と話すのは、SD食品の広川賢夫さんです。

SD食品株式会社 広川賢夫さん

SD食品株式会社 広川賢夫さん

「キャベツ、たまねぎ、ほうれんそう、にんじん、ねぎの5種類の野菜については、『CO・OP5種の国産野菜が入った香ばしいお好み焼(豚肉入り)』と同じですが、キッズ用ということで、これにお子さんが好きなとうもろこしを加えて6種類にしました。とうもろこしについては、やはり北海道産が甘みがあっておいしいということで、北海道産に限定して使用しています」。

実は、子育て中の組合員さんに集まっていただいたグループインタビュー「声をきかせて」では、野菜をふんだんに使用したものと、とうもろこしのみを使用したものの2種類のお好み焼を用意して試食してもらいました。しかし「コーンだけだとおやつ的ではあるけれど、お好み焼とは言い難いかも」という意見もあり、6種類の国産野菜をふんだんに使用したお好み焼の開発に舵を切りました。

野菜は、すべて国産のものを使用。キャベツをメインに、甘みのあるとうもろこしとたまねぎを多めに、そして色味にもなる、ほうれんそう、にんじん、ねぎの6種類の野菜を全体の55%以上も配合しています。

「レギュラー品のお好み焼ですと、野菜は千切り、または10ミリ程度の大きさにカットすることが多いのですが、今回は2〜3ミリ程度に細かくカットしています」と広川さん。全体の半分以上配合しても、野菜が主張しすぎることなく、野菜嫌いのお子さんでもおいしく食べられるよう配慮しています。

まんまるの揚げ玉がふんわりの決め手

ミニお好み焼の生地に使用している小麦粉も国産を使用。
「近畿産小麦を使用しています。ケーキやクッキーなどにも使用されている小麦粉で、キメが細かく、しっとりとした食感が出るのでお好み焼にもぴったりです」と広川さん。できるだけ産地が見える原料を使いたいという想いで、地元である近畿産の小麦粉を厳選しました。

また、お好み焼に欠かすことのできない「揚げ玉(天かす)」は、自社製造したものを使用しています。
「米油で揚げています。通常は菜種油やコーン油を使うことが多いのですが、米油を使用することで、より軽い食感を出すことができるんです。お好み焼の生地に天かすを入れることで、ふわふわの食感になり、コクも出ます。さらに弊社の揚げ玉は、まんまるの形をしていますので、これでより一層ふんわりとした食感になるんです」と広川さん。揚げ玉をきれいな丸い形にすることで、お好み焼の生地を撹拌する際、均一に混ざることはもちろん、生地の中に空気が含まれ、ベタッと重くならずにふんわりと軽い食感に焼き上がるのです。

左)きれいな丸形の自家製揚げ玉(天かす)右)遠赤外線銅板ガス焼成機で両面じっくり焼き上げます

左)きれいな丸形の自家製揚げ玉(天かす)
右)遠赤外線銅板ガス焼成機で両面じっくり焼き上げます

さらにふっくらと仕上げる工夫は焼き方にもあります。
下は銅板、上は遠赤外線ヒーターで熱を加える遠赤外線銅板ガス焼成機を使用し、1度もひっくり返すことなく焼き上げています。
「生地を落としたらそのまま下の銅板でじっくりゆっくり低温で焼きながら、上の遠赤外線のヒーターで焼くことによって、膨張剤などを使わずとも生地はどんどん膨らんでいくんです」と広川さん。また、キッズ用のお好み焼ということで、焼き方には通常とは少し違った苦労もあったといいます。
「お好み焼って、少し香ばしく焦げ目がつくくらいに焼いたほうがおいしそうにみえるんです。でも、焦げってちょっと苦味があったりして、お子さんが嫌がると思うので、できるだけ焦げが出ないように低温でじっくり焼き上げています」。
ふっくらと焼き上がったお好み焼は、そのまま急速冷凍。空気を含んだ状態で冷凍されたお好み焼は、レンジアップするとその空気が膨らみ、ふんわりとした焼き立てのおいしさや食感が再現できます。

電子レンジ調理でふんわり食感に

電子レンジ調理でふんわり食感に。500Wで1枚約1分10秒、2枚約2分

「お好み焼っておいしい!」のきっかけに

「かつおだしをベースに、徳島県の地鶏“阿波尾鶏”のエキスなどでうまみを加え、そのままでも、ソースをつけてもおいしい味付けにしています」という「CO・OP6種国産野菜のふんわりミニお好み焼」。薄味なので、チーズをトッピングするなどアレンジしてもおいしく召し上がっていただけます。

大きさは、1枚約40g、直径約7.5cmのミニサイズ。3〜6歳のお子さんは、食べる量の幅が広いので、1枚、2枚と調整しやすい大きさにしています。

「関西では小さい頃から日常的にお好み焼を食べていますが、関東圏ではそこまで食べる機会は少ないかもしれません。この商品を通して、小さい頃からお好み焼に慣れ親しんで、お子さんに『お好み焼っておいしいんだね』と思ってもらえるきっかけになったらいいなと思っています」と広川さん。

大人のように一度にたくさん食べることができない幼児期のおやつは、大切な栄養源です。おやつ感覚で食べられて、野菜もしっかりとれるお好み焼は、幼児期の食を応援する力強いアイテムです。

組合員さんの声

手軽に食べることができ重宝しています。これが出てくると娘は一番に食べます。 手軽に食べることができ重宝しています
ほとんどの野菜を嫌がる偏食の娘に出したところ、おいしい、おいしいと言いながらペロリと完食でした!レンジで温めてすぐ出せるので手軽だし、お野菜もしっかり入っているので、お昼ごはんなどに重宝しそうです。 ほとんどの野菜を嫌がる偏食の娘に出したところ、おいしい、おいしいと言いながらペロリと完食でした!
公開2021年1月、改訂2024年11月