キューブひとつで
いろいろアレンジ。
国産原料でつくった
具材入りソース
手づくり離乳食の助けになるような“素材型の冷凍食品”が揃う「CO・OPきらきらステップ」シリーズ。その中でも「これがあるといろいろアレンジできて便利」と好評なのが具材入りソースのシリーズです。毎日の離乳食づくりに活躍するこのソースの開発ストーリーをご紹介します。
この商品は子育て中の組合員さんを応援する乳幼児食シリーズ「CO・OPきらきらステップ」の商品です。
毎日の離乳食アレンジが楽になる
3種類の具材入りソース
ごはんやうどんにかけるだけでいろいろアレンジできて、味のバリエーションが広がるソースができないだろうか、というところから開発がスタートした具材入りソースのシリーズ。先行して発売されていた「CO・OP国産大豆と角切り野菜入りトマトコンソメソース」、「CO・OP国産野菜と豆乳で作った角切り野菜入りホワイトソース」に加えて、2022年には「CO・OP国産大豆と角切り野菜入りかぼちゃ豆乳ソース」もラインアップしました。
この具材入りソースを製造しているのは、秋田県に本社を置くアスカフーズ株式会社（以下、アスカフーズ）です。担当の伊東健一さんにお話をうかがいました。
アスカフーズ株式会社 伊東健一さん
「すでに発売していたトマトコンソメソースとホワイトソースへの反響がとても大きく、うれしい声をたくさんいただいていたので、また新たなソースを開発しようということになりました」と伊東さん。
組合員さんからは「おかゆにかけたらパクパク食べてくれた」、「とろみがついて食べさせやすくなるので助かる」、「野菜入りだから栄養的にもうれしい」などの声が寄せられていました。
「CO・OP国産大豆と角切り野菜入りトマトコンソメソース」は、細かく刻んだ国産大豆の水煮と、角切りにしたにんじん、たまねぎをやわらかく下ゆでして、トマトピューレとコンソメ仕立てに、「CO・OP国産野菜と豆乳で作った角切り野菜入りホワイトソース」は、角切りのじゃがいも、たまねぎ、にんじんを同じくやわらかく下ゆでして、国産大豆の豆乳仕立てにしたソースです。そして今回、仲間入りしたのが「CO・OP国産大豆と角切り野菜入りかぼちゃ豆乳ソース」。細かく刻んだ国産大豆水煮と角切りの国産にんじん、たまねぎをやわらかく下ゆでし、国産かぼちゃピューレと豆乳、野菜のゆで汁を加えて煮込みました。
7カ月頃からの離乳食に大活躍の具材入りソースです。
グループインタビューを通じて
たどり着いたこだわりの味
「これまでのソースと決定的に違うのは、にんじんとたまねぎのゆで汁を使ったということです」と伊東さん。このゆで汁を加えるというアイディアは、子育て中の組合員さんに試作段階で試食してもらったグループインタビューでの声を受けたものです。一緒に開発に取り組んだ日本生活協同組合連合会（以下、日生協）の鹿嶋剛さんは、こう振り返ります。
「実はグループインタビューに出した時点では、まだ野菜のゆで汁が加わっていない状態で『もうちょっと味があってもいいんじゃないか』という意見が出てきました。それで、伊東さんに相談したところ、野菜のゆで汁を加えることになりました。もちろんうまみの面では、チキンブイヨンやかつおだしの方が強く感じられますが、できるだけ素材のうまみや味を感じてもらえるように、最終的に野菜のゆで汁を使うことになりました。グループインタビューを通らなかったらここにたどり着けていなかったと思います」。
ただ、これまでは野菜のゆで汁を活用していなかったので、それを製品に使えるようにきちんと管理する工程が必要でした。
「野菜のゆで汁が出たら２時間以内に使うという厳しいルールを設けてリレー方式でソースづくりに取り組んでいます。手間はかかりますが、今までのトマトコンソメソース、ホワイトソースのワンランク上を目指した形でこの工程になりました」。
「CO・OP国産大豆と角切り野菜入りかぼちゃ豆乳ソース」を使用した「ツナのリゾット」（9カ月頃から）
さらにかぼちゃ豆乳ソースの要であるかぼちゃについても試行錯誤の結果、冷凍の国産かぼちゃピューレを使用することになりました。
「最初は皮付きのかぼちゃをゆでて、それをすり潰してソースに加えようとしましたが、皮の部分がかたいまま残ってしまったり、青臭かったりしたので、ピューレを使用することにしました」と伊東さん。日生協の鹿嶋さんがこう補足します。
「日本は縦に長いのでかぼちゃはほぼ一年中採れるんですが、懸念していたのは状態が安定しないことでした。北海道と九州ではやはり採れる品種も違ったりするので。そこで冷凍の国産かぼちゃピューレを使用することにしました。『冷凍はちょっと』というイメージがあるかもしれませんが、いい状態のかぼちゃをピューレにしてすぐに冷凍しているので、安定した品質を保てるという意味でこのような商品にはとても適しているんです」。
こうして、かぼちゃの甘み、豆乳のまろやかさ、そこに野菜のうまみが加わったワンランク上の「CO・OP国産大豆と角切り野菜入りかぼちゃ豆乳ソース」が完成しました。
キューブタイプで手軽に使えます
上から、CO・OP国産大豆と角切り野菜入りトマトコンソメソース、CO・OP国産野菜と豆乳で作った角切り野菜入りホワイトソース、CO・OP国産大豆と角切り野菜入りかぼちゃ豆乳ソース
電子レンジ調理で、おかゆに混ぜたり、野菜や豆腐にかけたり、うどんと和えたりと、さまざまなアレンジが簡単にできる具材入りソース。とろみのついたソースをキューブ状に冷凍してあるので、月齢に合わせてキューブの数を調整しながら使えます。
「国産野菜や大豆などの具材も入っているソースなので、離乳食の栄養バランスが気になるというときにも手軽に使ってほしいと思います。このソースがあることで、離乳食づくりが楽しくなってくれるといいな、と思っています」と伊東さん。今回、トマトコンソメソースとホワイトソースに加えてかぼちゃ豆乳ソースが加わったことで、彩りも赤・白・黄色とバラエティ豊かになり、見た目にも変化があり、毎日の離乳食作りが楽しくなりそうです。
「目で食する、というのも離乳食の大切な要素です。赤ちゃんは、言葉が話せなくても顔の表情で喜怒哀楽がわかります。おいしいものを食べたときの笑顔は最高です。赤ちゃんの笑顔がみられるように、安心・安全、そこに愛情を加えた“トリプルA”をモットーにつくっていますので、ぜひご利用ください」と伊東さん。
まるで家庭の台所が大きくなったようなアットホームな雰囲気のアスカフーズが届けてくれる３種の具材入りソースには、「赤ちゃんの笑顔を通じて、家族みんなが幸せな時間を過ごせますように」という想いが込められています。
調理例 （左上）青菜のホワイトソース、(右上）かぼちゃのマカロニサラダ、（左下）トマトがゆ、（右下）豆乳うどん
