きらきらキッズに仲間入り!
ほんのり甘い
かぼちゃクリーム入りの
ミニワッフルドッグ
2001年の発売以来、組合員さんに愛され続けるロングセラーのコープ商品「CO・OPミニワッフルドッグ」。プレーンとチーズ、どちらも根強い人気を誇っています。その「CO・OPミニワッフルドッグ」をきらきらキッズ商品として、お子さん向けに新たに開発。
国産原料にこだわり、野菜(かぼちゃ)も摂れる「CO・OPミニワッフルドッグ(かぼちゃクリーム)」が完成しました。
この商品は子育て中の組合員さんを応援するキッズ向け幼児食シリーズ「CO・OPきらきらキッズ」の商品です。
子どものためのミニワッフルドッグなら
野菜入りがいい!
「CO・OPミニワッフルドッグ」のルーツは、1987年に株式会社ニチレイフーズの商品として開発された「原宿ドッグ」。2001年にミニサイズにして、コープ商品「CO・OPミニワッフルドッグ」として発売されました。
「幅広い年齢層の組合員さんに愛されているこの商品ですが、アンケートなどでは、お子さんが食べているという回答が多く、それなら子どもに特化したミニワッフルドッグがあってもいいかな、と思ったのが開発のきっかけです」と、日本生活協同組合連合会の谷口開発担当(取材当時)。
最初は、コープ商品とのコラボ案で、こちらもロングセラー商品である「CO・OPミックスキャロット」を生地に練り込んだり、ジャムにして中に入れたりするもので試作が進められましたが、なかなか納得のいくものにならずに一度開発は中断しました。
「また一から考えようとリサーチしたときに、やはり“おやつでも野菜を食べさせたい”というお母さんたちが多いことに気づきました。何かしら野菜を使ったものにしようという方向性がはっきりしたので、どんな野菜が使えるのかをメーカーにご相談しました」と谷口開発担当。
「CO・OPミニワッフルドッグ」を製造する株式会社ニチレイフーズに、あらためて、3歳から6歳のお子さんを対象とした「CO・OPきらきらキッズ」シリーズのための「ミニワッフルドッグ」の開発を依頼しました。
生地もクリームもかぼちゃに決まるまで
「国産原料にこだわることはもちろん、素材の味を生かして薄味に、などたくさんの条件がありました」と振り返るのは、株式会社ニチレイフーズ(以下、ニチレイフーズ)の宮下佳子さん(取材当時)です。
さっそく開発チームと一緒に野菜の絞り込みに入りました。
「生地には、にんじん、ほうれん草、かぼちゃなどを練り込んで色味をつけようということになり、いろいろ試した結果、お子さんに食べさせたい野菜の上位であるほうれん草で進めることにしました」と宮下さん。
中には、自然な甘みのかぼちゃを使ったクリームを入れ、ほうれん草を練り込んだ生地のミニワッフルドッグを約3カ月かけて試作し、子育て中の組合員さんのモニター試食会「声をきかせて」に臨みました。
そこに立ちはだかったのが「緑の壁」。組合員さんからは、「緑色だと子どもが嫌がる」、「苦手な野菜を連想させるから手をださない」という声が聞かれました。ほうれん草を練り込んだ緑色の生地に抵抗があるという意見が多かったため、再度検討。中に入れていたかぼちゃクリームがかなり好評だったこともあり、生地にもかぼちゃを練り込んで、ほんのり黄色味がかった生地にすることにしました。
国産の原材料にこだわり抜いた
ミニワッフルドッグです
「CO・OPミニワッフルドッグ」を製造するニチレイフーズ長崎工場では、いわゆる外麦(外国産の小麦)を使っていて、国産小麦を使っている商品がなかったため、「CO・OPミニワッフルドッグ(かぼちゃクリーム)」で、初めて国産小麦を使用することになりました。そのため、コンタミネーション(混入)には細心の注意を払い、製造ラインを十分に洗浄することはもちろん、「CO・OPミニワッフルドッグ(かぼちゃクリーム)」を製造する日は、ほかの商品は作らないなど、徹底した管理を行っています。
また「添加物はできるだけ使用しない」ということで、クリームに粘度をつけるために使用されることの多い加工でんぷんも使わずに、小麦粉で代用。クリームをちょうどいいかたさにするのに苦労したといいます。
「クリームは、なるべく自然なかぼちゃの甘さを生かしつつも、甘さが足りないとやっぱりおいしさが感じられないので、かぼちゃの配合比率を上げて、小麦粉、砂糖、たまご、牛乳、粉あめを使って調整しました」。
こうして、国産かぼちゃを練り込んだ国産小麦のワッフル生地に国産かぼちゃを使用したクリームを入れ、ふんわりと口当たりのよい食感に仕上げた「CO・OPミニワッフルドッグ(かぼちゃクリーム)」が完成しました。
おやつとして、軽食として、
親子で一緒に楽しんで
モニター試食会「声をきかせて」の場でもほとんどの組合員さんが「CO・OPミニワッフルドッグ(プレーン)」もしくは「CO・OPミニワッフルドッグ(チーズ)」を「食べたことがある」と回答。「お子さんがいる家庭では、かなり浸透している商品だということを実感しました」と宮下さん。キッズ用ということで、これまでのミニワッフルドッグよりもさらに細部にわたってこだわり抜いた「CO・OPミニワッフルドッグ(かぼちゃクリーム)」について、宮下さんはこう話します。
「お子さんと一緒に楽しく自然に野菜を摂れるような商品を目指してつくりました。国産の原材料にこだわり、やさしい味わいに仕上げています。かぼちゃをふんだんに使っていますが、あまり野菜と思わずに、おやつ感覚でおいしく食べてもらいたいな、と思っています」。
3歳を過ぎるとだんだんと大人と同じものを食べるようになっていきますが、だからこそ、子どもに食べさせるものをきちんと選んでほしい、という谷口開発担当。
「スナック菓子や甘いお菓子が世の中にはいっぱいありますが、そういうものだけではなくて、きちんと国産の原材料を使っているものや、自然な甘さを大切にしたお菓子を選ぶことで、子どもの味覚を養うという側面もあると思います。そういう意味でもこれはぴったりな商品かなと思っています」。
「子ども用に買ったけれど、私も気に入って一緒に食べています」というお母さんの声も多く届いている「CO・OPミニワッフルドッグ(かぼちゃクリーム)」。電子レンジで温めても自然解凍でも手軽に召し上がれるので、お子さんと一緒のおやつタイムにおすすめです。